どこで言われたか覚えていないのですが、大学での研究か仕事かでうまく行かず悩んでいた時、当時の上司から言われ、ずいぶん気が楽になった言葉があります。
それは「やるべきことをやって成果が出ないなら、それは上司の責任となる」というものです。
実際のところは大人にもなればそんなことはなく、上司も私をなぐさめるために言ってくれたのだと思います。
しかし少なくとも子供のころであれば、この考えで良いのではないかと考えます。
つまり学校の先生や塾の先生が言うとおりにやっているにもかかわらず、勉強の成果が思うように行っていない場合、それは先生側の責任となり、やり方の工夫などをするのは先生に課された責務だろうと思うわけです。
生徒側(および保護者の方)は、自責の念に駆られる必要はなく、「ちゃんとやっているのになんで成果が出ないのだ」とこちらを追及してもらえればよいかと思います。
(もちろんご提案などは歓迎いたします)
ただしそれは「やるべきことをやっている場合」に限るというのも注意が必要です。
こちらの指導に従っていない場合は、こちらとしても責任の取りようもなく、改善のしようもありません。
しっかりやるべきことをやり、ちゃんと責任をこちらに押し付けてもらえたらと思います。
ただしさらにそこで注意点が1つ。
こうなると、一部の指導者は予防線を張るため「とてもやれないような量や内容を課す」場合があります。
その場合は、「とてもやれる量や内容ではない」と抗議するか、それが聞き入れられず責任を押し付けてくるようなことがあれば、指導者を変えるのもやむを得ないかと思います。
(当教室は生徒に合わせ「やれる量・内容」を課しているつもりですが、ご家庭の事情などはこちらではわからないところもありますので、もし無理そうであればご遠慮なくお申し付けください)
【注】
なぐさめる:さびしさ・悲しみ・苦しみなどをまぎらせて、心をやわらげ楽しませる。
責務(せきむ):責任をもって果たさなければならない仕事。
自責の念に駆られる(じせきのねんにかられる):自分に責任があるという思いや、自分が悪かったという考えに突き動かされる。
追及(ついきゅう):どこまでも追いつめて、責任・欠点などを問いただすこと。
予防線を張る(よぼうせんをはる):失敗や非難などの不利益を想定して、事前に対策をとっておくこと。
★個別学習のセルモ 川崎菅馬場教室★
塾長 雪平聖道
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