ということで、以前のブログで紹介した、巨大ミョウバン結晶作成実験の続きです。
以前のブログでは、作りかけたミョウバン結晶を温めることできれいにならないか、としましたが、残念ながらそれほど効果はなく、透明度が失われてきていました。
そこでよく観察したところ、主に結晶の上部で透明度が失われており、下部は比較的透明のまま成長していました。
なぜかと考えながらさらに観察したところ、容器の底に溶けきれなくなったミョウバンが沈殿していることに気付きました。
ひょっとしたら沈殿したミョウバンにより、容器下部のミョウバン濃度が飽和状態に安定している一方、容器上部は気温の微妙な変動により飽和ではない状態になりがちで、そのためにきれいに成長しないのではないか、と考えました。
そしてついでに見ると、メインの結晶の上の紐に、小さな結晶が引っかかって成長しかけていました。
ということではたとひらめき、結晶の上下を入れ替えることにしました。
その結果、現在は下の写真のようになっています。
容器下部に沈んだ結晶、上につるされた大きな結晶に挟まれ、真ん中の小さな結晶付近は飽和状態で安定し、きれいに成長できるのではないかと期待しています。
今のところ、結構透明に育っている気がします。
このまま進んでくれればと期待しています。
【注】
沈殿(ちんでん):溶液中にまじっている微小固体が底に沈んでたまること。
飽和(ほうわ):溶液において、溶解度まで溶質が溶けている状態。
はたと:動作や状況が急に変わるさま。
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