当教室では数カ月に一度、様々なテーマでセミナーを開いています。
この前の日曜日(3/24)にはそのうちの一つ「入試の仕組みセミナー」を開催しました。
神奈川県の公立高校入試を軸に、入試で合否が決まる仕組みなどについてお話ししました。
その中で最も伝えたいスライドは、これになります。
神奈川公立高校入試の場合、当日の入学試験(学力検査)の点数に、2年と3年の通知表の点数(調査書点)が足されて、その合計点で合否が判定されます。
確かに3年の通知表の方が影響が大きくなるよう重みづけはされていますが、2年の通知表もしっかりと点数換算され、ダイレクトに入試に使われるのです。
「2年で習った内容も入試に出るよ」というだけではなく、本当に「入試の一部」として2年の通知表が使われるということになるのです。
そして「2年の通知表」とは、「2年の終わりの時点での学力」を示すのではなく「2年全体の学力を総合的に評価したもの」になります。
つまり、2年になった瞬間から、比喩ではなく実際として入試が始まってしまうのです。
私自身この仕組みに賛成しているわけではありませんが、仕組みがそうなのですからしょうがないのです。
特に現在の中学1年生は、あと4日で入試が始まるということになります。
まだまだ遠い先のことのように思うかもしれませんが、気を引き締めて学習していくようにしましょう。
【注】
換算(かんざん):ある単位で表した数量を、別の単位の数量に数えなおすこと。
総合的(そうごうてき):さまざまな事情を加味し大所高所から判断するさま。全般的。全体として。
比喩(ひゆ):物事の説明や描写に、ある共通点に着目した他の物事を借りて表現すること。たとえること。
実際(じっさい):単に頭の中で考えるのでなく、われわれの生活する場に臨んでのものであること。その現実。
★個別学習のセルモ 川崎菅馬場教室★
塾長 雪平聖道
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