皆さん、こんにちは。TAKAです。

 

今年度初めての定期テスト直前という方も多いと思います。

中3の皆さんは、「内申点」を考えると、一学期から確実にテストで点を獲得することが大切ですね。そんな皆さんのお役に立てればと、「間違えやすい」問題に対するヒントを差し上げたいと考えます。まず以下の問題を見てください。

 

「彼は彼女に、それを信じることは簡単ではないと教えました。」(9語で)

( that / her / it / shows / . / not / no / believe / easy / taught / believing / was / he )

 

単語を並び替えて日本語に即した英文を作る問題です。まずは「主語」「述語」「目的語」を探します。

 

「質問文」を見ますと、主語は「彼は」、述語は「教えました(=過去形)」、目的語は「彼女に」がわかります。従いまして、まず “He taught her” まで書きます。

 

続いて「それを信じることは簡単ではない」の部分を見ます。この部分は “He taught her” にthat でつながる部分になりますが、主語は「信じることは」、目的語が「それを」、述語は「簡単ではない」となりますので、”believing it was not easy” となります。”is” は選択肢にありません。従いまして、全文では “He taught her that believing it was not easy” となります。

 

ここで注意していただきたいのが、that節の中の動詞が “is” ではなく “was” になるという点です。この文章は “He taught …” と過去形で書かれています。従いまして、それに連なるthat節は「過去に言われた」内容です。それ故にthat節の中の動詞も「過去形」に合わせる必要があるわけです。

 

 

類題を見てみましょう。

 

「彼はわたしに、英語を勉強することは難しいと言いました。」(8語で)

( . / that / was / difficult / told / us / me / he / studying / tells / English / easy )

 

主語は「彼は」、述語は「言いました(=過去形)」、目的語は「わたしに」ですから、まず “He told me” と書きます。続いて、「英語を勉強することは難しい」の部分を見ます。前の問題と同様に、この部分は “He told me” にthatでつながる部分になります。主語は「勉強することは」、目的語は「英語を」、述語は「難しい」となりますので、studying English was difficult. となり("is" は選択肢にありません)、全文では、”He told me that studying English was difficult.” となります。前の問題と同様にthat節の中は「時制の一致」で過去形が使用されます。*無意識に "is" と書いてしまうことがあるかもしれませんが、そこは冷静に選択肢を確認しましょう。

 

 

中2で学んだ単元(比較級・最大級、受動態)も出題範囲に入る中学校もありますね。

次の問題を見てください。

 

2文がほぼ同じ内容を表すように、(   ) に1語ずつ入れなさい。

1. This is the most interesting book I have ever read.

2. I have ( ア ) ( イ ) such an interesting book.

*the most interesting book I have ever read 私がこれまで読んだ中で一番おもしろい本

 

1の文は「これが私がこれまで読んだ中で一番おもしろい本です」の意味です。これを裏返して考えると、「そんなにおもしろい本を、今まで読んだことがありません」となります。従いまして ア never、イ read となります。

 

 

付け焼き刃になってしまうかもしれませんが、「時制の一致」については覚えておいてください。健闘を祈ります。