皆さん、こんばんは。TAKAです。

 

中1の皆さん、英語大丈夫でしょうか。

 

TAKAが心配しているのは、小学校56年で英語が教科化されてから、「英語嫌い」がすごく増えている…というネット記事を見たからなのです。

 

前回の小学校教科書改訂で、それまで「外国語活動」を行っていた小学56年生の英語が「成績がつく」教科になり、小学34年生が「外国語活動」を行うようになりました。小学生に対しては「英文法」については教えないものの、その教科書で取り上げる例文には「過去形」なども含まれます。小学校では主に「Listening(=聴くこと)」と「Speaking(=話すこと)」をするわけですが、中学校に進学するとすぐに「Reading(=読むこと)」と「Writing(=書くこと)」の能力を「定期テスト」で問われることになります。実は小学校で「Writing」に力を入れているところもあると聞きますが、あくまで小学校単位での対応であり、学校によってかなり温度差がある状態なのです。

 

それ故、TAKAが学習塾を運営していた時には、中学校進学を控えた小学校6年生に対して、辞書の引き方、アルファベット小文字大文字を書く練習、教科書の基本文を書き写す練習、英語で日記を書く指導などを行っていたわけです。少なくとも中学校進学直前の春休みには「英単語」や「英文」を書く練習をしておくこと、加えて当地区で採択されているNew Horizon教科書と一緒に配布される「picture dictionary」に載っている英単語を全部覚えることは、中学校進学後の英語成績に大きなアドバンテージとなるはずです。

 

そうしたことを行ってこなかった生徒の皆さん、まずは以下のことを地道に行ってください。

 

① 「picture dictionary」に載っている英単語を、「書けるように」「発音できるように」なってください。そして覚えてください。

② 中学校の教科書に載っている基本文、英単語を「読めるように」「書けるように」なってください。

③ 「be動詞」「一般動詞」の活用を確実に覚えてください。主語に応じて使いこなせるように。もちろん文章を書ける、読める(=発音できる)ように。

 

今年高校を卒業した皆さんが中学1年生の時代には、現在とは全くレベルが違う教科書で英語を学んでいました。「be動詞」だけを扱うunitが2-3続いた後に、ようやく「一般動詞」を学んでいたのです。現在の中1英語教科書では、最初のunitから「be動詞」と「一般動詞」が登場します。驚くほどに難易度が上がってしまっているのです。レベルが驚異的に上がっているにも関わらず、授業時間は増えていません。従って、生徒が自ら積極的に学ばなければ、十分に理解することは難しいのです。

 

それに伴って、中1一学期の中間テストの難易度が恐ろしく上がっていると聞きます。かつて、中1一学期の中間テストの平均点は70点以上だったと聞いていましたが、現在は50点以下に落ちているのです。小学校時代は英語が好きだったけれど、中学校に進学してから英語が嫌いになった、という生徒が多いとも聞いています。聴いて話すだけなら英語は楽しいけれど、「文法」を学ぶようになると英語が嫌いになる…ようです。

 

TAKAが現役時代、中高ともに「文法」中心の英語教育を受けてきました。それでもTAKAは「良かった」と感じています。TAKAは「英会話」は「瞬時の英作文」と考えています。相手の言ったことを受けて、それに相応しい返しを「文法」に則って考え話す…これを繰り返すのがTAKAが考える「英会話」です。TAKAは中高時代に受けてきた「文法教育」によって英会話力がついたのだ、と考えているのです。

 

TAKAは大学卒業後に機械メーカーの海外営業職として20年以上務めました。英語教育を専門に受けたわけではありませんが、それなりにOJTを含めて、専門用語を覚える必要はありましたが、中高時代に受けた英語教育をベースに育んだ自身の英語力でアジア・アフリカ・ヨーロッパでコミュニケーションを行ったきたわけです。

 

正しい英文を作る→英会話を行うには、文法教育は必要だとTAKAは考えます。文法教育は不要で、とにかく英会話力を伸ばせばよい…そのような意見には到底賛成できません。

 

「正しい英文を話す、書く」ためには、文法知識は「must」です。現在の教科書に沿って、必要な文法力を身に着けてください。

 

「英語が嫌い」「英語が苦手」と悩む皆さん、まずは地道に「英単語を覚える(=発音できる、書ける)」、「教科書の基本文を読める(=発音できる)、書ける(=正しい綴りで)」ことを目指してください。

 

中学校以降も、高校、大学、社会人となっても英語との付き合いは続く(ことが多い)のです。であるならば、英語との付き合いを避けるのではなく、前向きに捉えて、「得意(少なくとも苦手ではない)」…そんな状態を目指していただきたいとTAKAは考えます。