皆さん、こんばんは。個別学習のセルモ尾頭橋教室です。本日の内容は先日当教室に通う受験生との会話から思い付いたものです。

 

 高校入試が迫り今の状況を少しでも良くしたいと思っていることは、日々様々な話をする中で塾長は感じています。先日終了した定期テストに向けて、今まで以上に頑張って勉強したことも知っています。しかし、残念ながら、目指した成績を達成することはできなかったようです(まだ全ての答案用紙を見せてもらっていません)。

 

 ぼちぼちテストの答案用紙が返却され始めたある日、通塾してすぐに「もう、だめです。頑張ってもダメなんですよ…」とつぶやきます。「何が、どうダメなの?」と聞きますが、「ダメなんですよ…」と繰り返すばかり。取りつく島が無いような感じです。

 

 確かに今回のテストで二学期の評点は確定してしまうわけですから、受験生にとっては非常に大切なテストだったことは理解できます。しかしながらテストで失敗してしまったからと言って命を取られるわけではありません。一度出てしまった結果を覆すことが難しいのであれば、「これからできること」を考えて前を向いて進むしかありません。

 

 ってな話を受験生にした後に、塾長は別の話をしました。「日本人の平均寿命は80歳を超えているから、あなたはこれから今まで生きてきた人生の4倍以上の長い人生を過ごすことになるんだよ。あなたの人生をより良いものにするために、これから何ができるか、自分の人生をどうしたいか、しっかり考えてほしい」と伝えました。

 

 ほんの少しだけ、緊張が解れたような表情が見えて、ホッと安心いたしました。

 

 とは言え、まだこれからが大変です。本人のやる気をキープしつつ、少しでも当日点を上げられるように導いていかなければなりません。あと3ヶ月ちょっと、励んでいきます。