皆さん、こんばんは。個別学習のセルモ 尾頭橋教室です。
中学3年生の皆さんは一学期に英語で「現在完了形」というのを学びましたね。加えて「誰かに~させる」という使い方の「make」という動詞も学びましたね (着いてこれていますか…大丈夫、かな!?)。
教科書の基本文などで学ぶことももちろん重要ですが、大ヒット曲の歌詞に使用されているのを探すのも興味深いと感じます。今回は塾長が大好きな Queenの"Bohemian Rhapsody"を取り上げてみます。この楽曲は作詞作曲を手掛けた 故フレディー・マーキュリーの言葉を借りれば「3曲が1曲になった」楽曲です。今回取り上げるのは、いわゆるAメロの一番です。
Mama, just killed a man,
Put a gun against his head,
Pulled my trigger now he's dead,
Mama, life had just begun,
But now I've gone and thrown it all away -
Mama, ooo,
Didn't mean to make you cry -
If I'm not back again this time tomorrow -
Carry on, carry on,
As if nothing really matters -
(クイーン詩集【完全版】から抜粋)
最初の下線部は「現在完了形」ですね。その直前の文 "life had just begun" は過去完了形ですね。高校生の皆さんは理解できますよ、ね!?
『人生は始まったばかりなのに、僕は(人を殺してしまって) 人生を捨ててしまった…』
二番目の下線部は「~に…させる」という動詞makeの使役の使い方ですね。
『(ママ)、泣かせるつもりじゃなかったんだよ』
ここまで読んできて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「主語が省略」されている箇所が結構ありますね。
最初の方の「Put」の前、「Pulled」の前、「Didn't」の前には全て「I(=わたしは)」が入りますね。
実際の歌詞を題材にすると、いろいろな文法知識をチェックできるのでおススメです。
皆さんもお気に入りのアーティストの歌詞から英語を学んでみてはいかがでしょうか。
今回取り上げたのはQueenのBohemian Rhapsodyでした。フレディー・マーキュリーはイギリス国籍ですので、『英語』です。
日本の小中高生が学ぶのは、American English = 米語です。母音の発音が少し違って聞こえたりすることもあるかと思いますが、それこそが「生きた英語」だと思います。
塾長がよく聴いている、伝説となった Wembley stadiumでのライブ版を貼ってみます。
ちゃんと聞こえるか、リスニングも頑張ってみてください。
それでは皆さん、ごきげんよう。