出会ってからまだ数回目のデート。
今日こそは!という意気込みで
ホテルの部屋は押さえてある。
彼女にはまだ言ってないが、彼女も
気付いているのだろう。少し緊張気味だった。
僕と彼女の緊張を解く為に、雰囲気の良い
ショットバーでグラスを傾けている。
「終電・・・無くなっちゃったね」
’うん・・・’
「行こうか・・・」
’うん・・・’
お互いに分かっているが、恥ずかしさが抜けない。
高校生カップルのように、ホテルに着くまでは
お互いに無言だった。
部屋に入ると、待ちきれないかのように
僕は君を激しく抱き寄せる。
華奢な身体が潰れてしまう程、強く・・・強く・・・
少し落ち着いてきたので、君の髪を撫でながら
体を離し、君の瞳を見つめた。
泣いた後の様に、潤んでいる君の瞳は
既にトロトロにとろけている。
その瞳に心を奪われ、おもむろに唇に吸い付く。
優しく唇を唇で噛み、吐息に逆らうように舌を滑り込ませる。
君の舌を味わうように優しく、時折獣の様に激しく君を味わう。
そして、そのままベッドへ倒れ込む。