38階の夜景~1 | ある愛の詩

ある愛の詩

甘く、切なく、官能的なつぶやきを不定期更新でお届け予定。
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 出会ってからまだ数回目のデート。

今日こそは!という意気込みで

ホテルの部屋は押さえてある。



 彼女にはまだ言ってないが、彼女も

気付いているのだろう。少し緊張気味だった。



 僕と彼女の緊張を解く為に、雰囲気の良い

ショットバーでグラスを傾けている。


「終電・・・無くなっちゃったね」

’うん・・・’

「行こうか・・・」

’うん・・・’




 お互いに分かっているが、恥ずかしさが抜けない。

高校生カップルのように、ホテルに着くまでは

お互いに無言だった。





 部屋に入ると、待ちきれないかのように

僕は君を激しく抱き寄せる。

華奢な身体が潰れてしまう程、強く・・・強く・・・



 少し落ち着いてきたので、君の髪を撫でながら

体を離し、君の瞳を見つめた。


 泣いた後の様に、潤んでいる君の瞳は

既にトロトロにとろけている。


 その瞳に心を奪われ、おもむろに唇に吸い付く。

優しく唇を唇で噛み、吐息に逆らうように舌を滑り込ませる。

君の舌を味わうように優しく、時折獣の様に激しく君を味わう。



 そして、そのままベッドへ倒れ込む。