みなさん、こんばんは!

 

ヘレン・ケラー(1880-1968)は、視力と聴力を失いながらも、数々の困難を乗り越えた伝説的な女性です。彼女の人生は、挑戦と失敗に満ちていましたが、その中で希望と勇気を持ち続けました。彼女の物語は、読む人に勇気とインスピレーションを与えます。

 

【生涯】

生後19か月で病気により視力と聴力を失ったヘレン。突然、暗闇と静寂の中で生きることになった彼女は、周囲とコミュニケーションを取る方法を失ってしまいました。その時の孤独と不安は計り知れません。


1887年、運命の家庭教師アン・サリヴァンが現れます。サリヴァンは、ヘレンに触覚を使って言葉を教えようと試みますが、最初は全くうまくいきません。しかし、ある日、サリヴァンがヘレンの手をポンプの水に触れさせながら「water」と手のひらに書いた瞬間、ヘレンは言葉の魔法を初めて理解します。この瞬間はまさに奇跡でした!


パーキンス盲学校に進学したヘレンは、新しい環境に適応するのに苦労します。他の生徒と友達になるのも難しく、何度も諦めかけました。特に数学の授業では、何度も失敗し、落ち込むこともありました。それでも、彼女は決して諦めませんでした。


そしてヘレンは視覚・聴覚障害者として初めてラドクリフ大学を卒業します。しかし、大学生活も楽なものではありませんでした。大量の点字資料を読み、試験期間中は多くの夜を徹夜で過ごしました。まるでゴールの見えない暗闇の中をひたすら歩き続けるような感覚であったのではないでしょうか。


作家や講演家として活躍する中でも、ヘレンは多くの失敗を経験しました。講演中に誤解を招いたり、執筆活動で行き詰まったりすることもありました。しかし、彼女はいつも失敗を過度に意識しすぎることなく進み続けました。


ヘレン・ケラーの物語は、困難を乗り越え、夢を追い続ける勇気を教えてくれます。彼女の生き方は、私たちに大きな希望とインスピレーションを与えてくれます。彼女の言葉と行動から、私たちも未来に向けて希望を持ち、挑戦を続けましょう。

 

【学び】

・視力と聴力を失い、側から見ればハンディキャップのように感じられるかもしれませんが、見えないからこそ、外の音が聞こえないからこそ、自分の心に耳を傾け、暗闇の中で希望の光を見出すことができたのかもしれません。そして、私たちは情報に溢れすぎて、本当に大切な自分に問いかけることを忘れがちなのかもしれない。

・たくさん失敗するということは、単に今の自分ではできないことが多かっただけだということ。そこでやめてしまったら失敗で終わるが、続ければ失敗の数だけ成長し、いずれ成功が待っているということ。 



以上が、第7回目の講義となります。貴重なお時間を割いてご覧いただきありがとうございました。

今回の講義が少しでも誰かの活力になることを願っています・・

 

次回も楽しみにお待ちください!

またのお越しお待ちしております!!