斬新な発想で従来とは違ったレストランやカフェを生みだし、その若き才能に注目が集まっているインテリアデザイナー、キム・ギョンス氏。
山とお寺が好きだ、という彼が作ったカフェ「ウリ茶」が、北村韓屋路を上ったところにある。
北村韓屋路は、北村の代表的な景観のひとつで「ウリ茶」の入り口前からの眺めは、北村八景の6番目に選ばれています。ここから門をくぐれば、韓屋の趣がぐっと深く感じられる。
ウリ茶は高台にあるため、歩いてきた北村一帯を見渡すことができる。北村の古い屋根瓦を眼下に、その向こうにはソウルの摩天楼、背後には南山という構図は、ソウルそのものをあらわしているかのようだ。
ここは、ソウルの伝統とモダンが感じられる場所。
「ウリ茶」は、ギャラリーを併設したカフェで、韓国の若い作家たちにとっては自分の作品を展示できる場であり、狭い坂道の多い北村散策に疲れた人には、ほっと一息つけるありがたい場になっている。
ギャラリーの観覧料は2,000ウォン。店内でお茶(10,000ウォン)を飲めばギャラリーは無料で入れる。オーナーでデザイナーでもあるキム・ギョンス氏は、この料金の一部を韓国の若い作家たちを支援する資金として活用している。
ギャラリーの展示はジャンルにとらわれず実にさまざま。家具、ファブリック、写真、洋画、金属など、現代の若い作家たちを支援しながら、訪ねる人々には作品を見る楽しさと、豊かな時間を与えてくれる。

「ウリ茶」は、ギャラリーを併設したカフェで、韓国の若い作家たちにとっては自分の作品を展示できる場であり、狭い坂道の多い北村散策に疲れた人には、ほっと一息つけるありがたい場になっている。
ギャラリーの観覧料は2,000ウォン。店内でお茶(10,000ウォン)を飲めばギャラリーは無料で入れる。オーナーでデザイナーでもあるキム・ギョンス氏は、この料金の一部を韓国の若い作家たちを支援する資金として活用している。
ギャラリーの展示はジャンルにとらわれず実にさまざま。家具、ファブリック、写真、洋画、金属など、現代の若い作家たちを支援しながら、訪ねる人々には作品を見る楽しさと、豊かな時間を与えてくれる。

趣のあるティールームの入り口。中へは靴を脱いであがる。ギャラリーは整然として現代風。




伝統と現代がミックスされたような作品たち。展示の仕方も美しく、まさにアート。




見るからに居心地のよさそうな部屋は冬あたたかく、夏は涼しく。モダンなシート席も有り。歩き疲れた足をゆっくり休めて。
いや、ここ「ウリ茶」はちょっと違う。
忙しいキム・ギョンス氏がギャラリーにいることはめったにないが、この空間がこんなに行き届いて居心地よく感じられるのは、訪れる人々を親切に迎え入れ、丁寧にお茶を出してくれる気さくな女性、チェ・ウンスックさんがいるから。 彼女がオリジナルのお茶をひとつひとつ丁寧にいれてくれ、展示の案内もしてくれる。
それだけでなく、韓国のお菓子をこっそりサービスしてくれたり、あたたかいオンドル部屋(韓国式の床暖房)で寝入ってしまうお客さんがいれば、まどろみの邪魔をすることないよう気を使ってくれたりも。
まるで親戚の家のように、まったり落ち着いてしまうこの空間を創り出しているチェ・ウンスックさんが、ここの本当の主といっていいのかもしれない。
実際、ウリ茶がスタートしてからというもの、季節がかわるたびに準備に追われる韓屋生活のメンテナンスを責任もってこなしてきたと、チェ・ウンスックさんはいう。庭先の杏の実を収穫し、冷たい風が吹けば暖房の準備。時には北村の行政担当者たちとのわずらわしい意見交換も。
チェ・ウンスックさんが丁寧にいれてくれるお茶がでてくるのを、北村の風景をぼんやり見下ろしながら待っていると、なぜこの場所なのか、この場所から伝えたいものが何なのか、心意気が伝わってくる気がする。
「ウリ茶」を訪ねたら、チェ・ウンスックさんに「日本から、SELF-STYLEを見て来た」と声をかけてみてほしい。ささやかながら心のこもったプレゼントがあるかもしれない。
開かれた空間と、閉鎖的な思考。景観維持問題はここにも。
今、「ウリ茶」には頭の痛い問題がある。
「ウリ茶」の建物の周りには、透明なボードが建っている。これまでの閉鎖的な韓屋のイメージを打開しようと、既存の厚い外壁の代わりにデザイナーが設けたものだ。塀の内側が見通せる外壁は開放感があり、内と外との交流を容易にする。このデザインは、多くの人に喜ばれ受け入れられた。
ところが、韓屋村としての景観を害するという理由で、今度は行政機関から是正命令を受けたのだ。従来通りの厚い壁に作り直すようにと。
行政には行政なりの基準があるとはいえ、こういった画一的な規則が、開花しつつある若き才能と今後の北村の発展の足かせにならないよう祈るばかりだ。
ウリ茶にこの人あり。陰の立役者、チェ・ウンスックさん。
モダンなギャラリーに、洗練されたカフェ。さぞかしすてきな制服のスタッフが…?いや、ここ「ウリ茶」はちょっと違う。
忙しいキム・ギョンス氏がギャラリーにいることはめったにないが、この空間がこんなに行き届いて居心地よく感じられるのは、訪れる人々を親切に迎え入れ、丁寧にお茶を出してくれる気さくな女性、チェ・ウンスックさんがいるから。 彼女がオリジナルのお茶をひとつひとつ丁寧にいれてくれ、展示の案内もしてくれる。 それだけでなく、韓国のお菓子をこっそりサービスしてくれたり、あたたかいオンドル部屋(韓国式の床暖房)で寝入ってしまうお客さんがいれば、まどろみの邪魔をすることないよう気を使ってくれたりも。
まるで親戚の家のように、まったり落ち着いてしまうこの空間を創り出しているチェ・ウンスックさんが、ここの本当の主といっていいのかもしれない。
実際、ウリ茶がスタートしてからというもの、季節がかわるたびに準備に追われる韓屋生活のメンテナンスを責任もってこなしてきたと、チェ・ウンスックさんはいう。庭先の杏の実を収穫し、冷たい風が吹けば暖房の準備。時には北村の行政担当者たちとのわずらわしい意見交換も。 チェ・ウンスックさんが丁寧にいれてくれるお茶がでてくるのを、北村の風景をぼんやり見下ろしながら待っていると、なぜこの場所なのか、この場所から伝えたいものが何なのか、心意気が伝わってくる気がする。
「ウリ茶」を訪ねたら、チェ・ウンスックさんに「日本から、SELF-STYLEを見て来た」と声をかけてみてほしい。ささやかながら心のこもったプレゼントがあるかもしれない。
開かれた空間と、閉鎖的な思考。景観維持問題はここにも。
今、「ウリ茶」には頭の痛い問題がある。
「ウリ茶」の建物の周りには、透明なボードが建っている。これまでの閉鎖的な韓屋のイメージを打開しようと、既存の厚い外壁の代わりにデザイナーが設けたものだ。塀の内側が見通せる外壁は開放感があり、内と外との交流を容易にする。このデザインは、多くの人に喜ばれ受け入れられた。
ところが、韓屋村としての景観を害するという理由で、今度は行政機関から是正命令を受けたのだ。従来通りの厚い壁に作り直すようにと。 行政には行政なりの基準があるとはいえ、こういった画一的な規則が、開花しつつある若き才能と今後の北村の発展の足かせにならないよう祈るばかりだ。
| ウリ茶 | |
| アクセス | 地下鉄3号線安国(アングッ)駅 2番出口から徒歩約10分 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 休日 | 月曜日 |
| 住所 | ソウル市 鍾路区(チョンノグ)嘉会洞(カフェドン)31-65 |
| 電話 | 02-741-8889 |
