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なま声:韓国旅行情報

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なま声:韓国旅行情報


広大な敷地にあらゆる店がひしめきあう巨大マーケット。

南大門市場(ナムデムンシジャン)は、名実共に韓国最大の市場。
何も考えずに足を踏み入れたら、どこが始まりでどこが終わりなのか分からないまま、雰囲気に圧倒され何も買えなかった! なんてことにも。眺めるばかりの市場観光でなく、目的を持って繰り出してみよう。南大門市場は知れば知るほど楽しい場所なのだから。
市場の奥深くを覗いてみれば、韓国の今を生きている人々の素顔が垣間見えてくる。

ソウル市の中区(チュング)、南倉洞(ナムチャンドン)一帯と、南大門路(ナムデムンロ)、会賢洞(フェヒョンドン)一帯を網羅した南大門市場の面積は4万2225平米、登録されている店舗数だけでも約1万店舗、登録されていない露天商まで入れたら数えきれないほど。
在来市場と呼ばれる老鋪と、最近建てられた商店街が共存する市場内は、基本的に庶民の生活を中心に商圏が形成されている。 有名ブランド中心のデパート文化と比べて質が低いようなイメージがあるが、依然として韓国の大多数の庶民層と多くの中小の小売業者に愛されている経済活動の中心地だ。



軍服からドレスまで、キムチからキッコーマンまで。

必要な物が何でもある南大門市場。ショッピングを楽しむなら、まず大切なのは、どこで、何を売っているのか、調べてから行くこと。 歩きながら見ていれば見つかるだろう、などというのは甘い考え。広い市場をぐるぐるとさまよって疲れるだけだ。
最近できた総合商店街はデパートのように整頓されているが、大部分の商店街や露店は整備されていない在来市場のままで、まるで迷路。だが、同じ種類の商品を扱う店が通りごとに集まっているので、特徴を理解すれば効率的に買い物することができるだろう。

建物内の商店街はフロアごとに扱う商品が分かれていて、いろんなものを扱う総合商店と専門店とがある。その商店街と商店街をつなげている路地は、扱う商品の名前が路地の名前になっている。
例えば、軍用品(アーミーショップ)横町と寝具横町などは商店街と商店街の間の路上にある古い商街だ。狭い路地に食堂がぎっしり密集している食堂街は食べ物の種類によって太刀魚横町、ヘジャンクッ(二日酔いに効くスープ)横町などに分かれていて、安い市場メシの象徴的な存在にもなっている。



最近人気があるのはファッション商店街。高いお金をかけずにおしゃれをしたい若者たちにとくに人気だ。アクセサリー、靴、カバンなども人気がある商品。
ほかにも、闇市のころから商売しているという輸入商店街や、食器、結婚用品、高麗人参、子供服、家電製品、乾物、海産物、文具、美術品、宝石、花、伝統工芸品、食料品などなど、あらゆる物で市場は埋め尽くされている。「どこに、何があるか」調べてから行くのは南大門市場を楽しむための基本なのだ。

昼間は小売り。深夜は卸売りの時間。

南大門市場は全国に商品を卸している問屋としての役割もある。地方の業者は、衣類、アクセサリーなどを仕入れるために集団で市場にやってくる。取引される時間帯は主に深夜で、その時間帯は業者対象の大量販売が中心だ。運良く昼間より安い価格で小売りしてもらえることもあるが、忙しければ商品の詳しい説明などは期待できないかも。行きたい商店街があったら営業時間も調べておこう。

買い物の目的がなかったら、深夜の食事を目当てに南大門市場に行くのも楽しい。深夜の食堂横町は活気に満ちている。各食堂は、地方から来た業者とナイトマーケットを楽しむ一般客を相手に、朝までいろんな食べ物を露店に並べて食欲を刺激する。
市場で感じるソウルは活気があって躍動的。人々の暮らしがそのまま感じられる時間だ。



駆け引きは基本。でも、ほどほどに。

かつて外国人が少なかった頃は、経済的に余裕のある外国人に対して店が高い値段をふっかけるケースもあったが、このごろは南大門市場の地位が高まるにつれ店の人々の意識も向上して、そのようなことはあまりない。それでも、市場だったら駆け引きも楽しみのひとつ。でも、強引な値引交渉や店の人との神経戦より、「安くしてください」の愛嬌あるひとことが効果的だったりする。むやみに値切るよりコミュニケーションを楽しもう。

最近は、観光客向けの土産物屋や食料品店も増えてきている。訪れる日本人観光客も増え、多くの店舗が日本語のできる店員や日本語の案内板などを置いているが、困ったことがあれば市場内にある観光案内所で尋ねるといい。