部分痩せってホントに可能なのか…。
この疑問を解決するために論文を検索して読んでみました。
今回読んでみたのが、Rodrigo Ramirez-Campilloら(2022年)のシステマティックレビューとメタ分析による論文です。
システマティックレビューやメタアナリシス論文は科学的な信頼性が最も高いとされる論文となります。
結論から申し上げますと、運動によって特定の部位の脂肪を減らす「部分痩せ」の長期的効果は期待できません。
🔬 参照論文の情報
-
検証方法: 運動の影響を最も厳密に測定するため、「一定期間、片側の腕や脚だけをトレーニングし、反対側と比べる」という方法で検証されました。
-
結論: 1,000人以上が参加した研究を分析した結果、筋トレをした側の腕や脚でも、していない側と比較して**脂肪が減るという効果は、ほとんど認められませんでした。**これは、専門家が「効果はないに等しい」と判断するレベルの、ごくわずかな差でしかなかったことを意味します。
この結論は、「いくら特定の部位を集中的に鍛えても、その周辺の脂肪だけが優先的に燃焼することはない」という生理学的メカニズムを裏付けています。なぜなら、脂肪は分解された後、血液に乗って全身のエネルギープールに放出され、全身の需要に基づいて使われるからです。
✅ 効率的な「ボディメイク」のための3つの戦略
「引き締めたい」という願いを叶えるために、科学に基づき、努力を無駄にしない以下の戦略を推奨します。
-
【脂肪減少の土台】全身運動でダイエット: 脂肪を減らす唯一の方法は、カロリー収支をマイナスにすることです。スクワットなど全身の大きな筋肉を使う運動で、総消費エネルギーを最大化し、全身の脂肪減少を加速させましょう。
-
【ボディラインのデザイン】筋トレで形を作る: 脂肪が落ちなくても、ターゲット部位の筋肉を鍛え、皮膚を内側から支えることで、視覚的に引き締まったシャープな輪郭を作り出せます。
-
【即効性】マッサージでむくみ解消: マッサージで血流・リンパの流れを促進し、**滞留した水分(むくみ)**を取り除くことで、一時的なサイズダウンとモチベーション維持に役立ちます。
