摂取された脂質は十二指腸や膵臓などの消化作用を受けて分解されます。

 

分解された後、小腸から吸収され、血液によって皮下、腹腔、筋肉の間などにある脂肪組織に運ばれて体脂肪として貯蔵されます。

 

貯蔵された脂肪は、エネルギーが不足すると必要に応じてエネルギー源として消費されます。

 

このように、脂質は基本的にはすぐに使うエネルギーというよりも予備エネルギーのようなものであるとされています。

 

このような特徴が脂質と肥満の関係に大きく寄与しています。

 

また、脂質は1gあたりのカロリーも高く、必要量以上にとってしまうとすぐに余分な脂肪組織として蓄えられてしまうので肥満やおデブにつながりやすい栄養素といえます。

 

脂質は有酸素運動、特に中等度の運動強度の運動を長時間行う際によくエネルギー源として利用される特徴があります。