日本における20歳以上の1日あたりの摂取カロリーは、近年では減少傾向にあることが報告されています。

 

実数を見てみると、1975年ころの2226kcalをピークに減弱し、2009年には1865kcalで終戦直後の1903kcalをも下回っているそうです。

 

このように、こんなにも摂取カロリーが減ってきているということは、普通に考えれば昭和時代などの人と比較して現代人痩せていきそうにも思えます。

 

しかし、実際には自動車の普及などの技術革新により生活の中で身体を使う機会が減ったことや労働形態が変わり、肉体労働が減ったことなどにより、人々はより便利に快適な生活を送るようになり、1日に消費するエネルギーも少なくなってしまいました。

 

このような背景があり現代社会では肥満が増加していると言われています。

 

これを打破するためには運動習慣をつけて消費カロリーを促すか、日常生活内で身体を動かす頻度を増やす(階段の積極的使用や立位でのデスクワークなど)必要があります。

 

便利になることにも良し悪しがあるのです。