おこる



おはようございます!



最近、叱ることが
増えた気が・・・・



できれば叱りたくない。



叱ったところで、
どこまで効果あるのか?



90年も前の調査ですが、
興味深い話があります。



エリザベス・ハーロック博士
によって行われた調査です。
(『心のなかの幸福のバケツ)



小学校4年生と6年生を
対象として、算数のテストを
返すときの教師の態度で、
生徒にどんな影響がでるか
を調べたものです。



5日間、算数のテストを
実施し、解けた問題数で
判断します。



算数のテストを返すときに、
次の4つのグループに分けます。



A:一人ひとり名前を呼びかけ、全員の前で褒める
B:一人ひとり名前を呼びかけ、出来がよくないと叱る
C:無視をする。他の生徒が叱られたり、褒められたりするのを見ている。
D:別室に移し、何のコメントもしない。




1日目に教師はそれぞれ
A~Dの態度で算数のテスト
を返しました。



その結果、
2日目の解けた問題数の
平均は次のようになりました。



A:16.5問
B:16.5問
C:14問
D:12問




褒められたグループと
叱られたグループが
同じく成績が良かった
のです。



そして、
同じことを続けて、
最終の5日目の解けた
問題数の平均は



A:19.5問
B:14問
C:12.5問
D:11.5問



となったのです!



褒められたグループの成績は
次第に上がり、


叱れたグループの成績は
一時的には上がったけど、
次第に下がっていきました。



そして、無視されたり、
何のフィードバックも得られない
グループは成績が上がることは無く、
下がる傾向にありました。



このことから、
「叱る」というのは短期的な
効果はあるけど、長期的には
逆効果であるということ。


それでも、
無視したりフィードバックを
一切与えないよりは、
まだマシということですね。



一方で、


「褒める」ことは長期的に
見てもかなりの効果がある
ということです。



また、
全体を通しての成績が
あがったどうかをみると、


褒められた生徒→71%
叱られた生徒 →19%
無視された生徒→5%



という結果でした。



これをみると、
叱られて成績の上がる人
無視されても成績が上がる人
が少数ながらいるということ
です。


決して
大多数ではないようです。



多くの人は、
褒めれた場合の方が成績が
上がるようですが、、、、
基本はその人にあった態度で
臨むことが成果を上げることに
なるのでしょう。



さっそく、
今日からそれを意識して、
受講生に接していきます。

 



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