あなたの【強み】を活かそう!- 働き方・生き方に自分軸をつくる --芽2
 
 
  
おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。
 
 
 
小学校までは大して差がなくても、
中学校から学力に差が出始めます。
 
 
 
小学校と比べて、
より抽象的な概念を扱ったり、
扱う知識も格段と増えます。
 
 
それゆえに、中学校から、 
成績が上がる人、成績が下がる人、
それぞれ顕著になってきます。
 
 
 
心理学者のドゥエック氏は、
これから中学に進学する生徒を
対象に、心の持ち方と成績の
関係を調査しました。
 
 
(1)頭の良さは生まれつきだと思っている
(2)努力しだいで頭は良くなると思っている

 
このどちらが自分に該当するかを
尋ねます。
  
 
   
(1)は、
 
能力は固定的なものであり、
変えることはできない

 
という「固定的思考」
マインドセット。
 
 
 
(2)は
 
能力は柔軟で、生きているうちに
変えることができる

 
という「発展型思考」
マインドセット。
 
 
この2パターンで生徒を判定して、
その後2年間にわたって成績や行動
を追跡調査しました。
  
  

最初に成績が落ちたのは、 

(1)「固定的思考」

のマインドセットを持った
生徒たちです。
 
 
中学入学直後から成績が下がり
はじめ、2年間にわたって、
次第に低下していきました。
 
 
この生徒たちは、成績低下の
理由を以下のように説明する
のです。
  
・ぼくはバカだから
・私は数学がダメだから
・数学の教師はデブでいやなやつ
・英語の教師は格好つけてばかり
・先生の教え方がへたくそだから
 
  
と自分を卑下したり、責任転嫁
したりするのです。
 

 
一方で、
 
 
 
(2)「発展型思考」
のマインドセットを持った
生徒たちは、2二年間ずっと
成績がアップし続けた。
 
 
この生徒たちは、全力で課題
と向きあい、もうだめかと思う
ときもあったが、やるべきことから
逃げずに勉強に励んだそうです。
  

『「やればできる!」の研究』
キャロル・S・ドゥエック著より
 
   
  

これらの心の持ちよう
=マインドセットは、
子どもに限ったことではなく、
私たち大人にも同じことが
言えるでしょう。
 
 
みなさんは、
どちらのマインドセットで
しょうか?