おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。
 


幼少や小学生の頃、
神童と言われていた子が、
高校生、大学生になると、
到って普通の人になっている
ことがある。



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なぜ、幼少時のその素晴らしき
能力が色褪せていってしまうの
だろうか。



小さい頃から、計算や言葉が
上手くできたり、速く走れたり、
楽器が上手に演奏できると、
周りの大人がどんな言葉をかけ
られるのか。


本を読むのが上手だね。
走るの速い!泳ぎが上手いね。
もうそんなに計算ができるんだね。
完璧にできるね。


その時点での能力に対して、
賞賛され、褒められ、認められる。



そういう風に褒められて育つと、

自己の能力を高めることよりも、
その能力を証明することに重き
を置く


ようになる。



その結果、
より難しいことへの挑戦や、
単調で面倒な練習をすることを
回避するようになる。


つまり、
いまの自分の能力のみをみている
ので、努力することを避けるのだ。



上手くできない


ことは自己否定につながる。



それゆえ、
よりレベルの高い挑戦を
避けてしまう。



人が20数年かけて一気に能力を
成長させゆくプロセスからみれば、
子どもの頃に優秀であっても、
それはたかがしれている。


能力を伸ばそう!


という
心構えが低ければ、その後の
成長は鈍化してしまう。



本人の問題というよりも、
親や教師がどのような褒め方、
認め方をしてきたのかが問題
のように思える。



能力や才能を褒め称えることは、

能力を証明しよう

という心構えをつくる。


一方で、


努力することや、学んで成長しようと
する態度を褒め称えることが、

能力を伸ばそう!

という心構えを形成する。



褒めることが人の成長促進には
欠かせない要素ではあるが、
その内容によって、成長意欲が
かわることも心得ておきたい。