おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。
昨日の記事からの続きです。
■ヤル気!@Motivation3.0 -- 熟達<マスタリー>まとめ
http://ameblo.jp/selfmind/entry-11323360088.html
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか/ダニエル・ピンク

ダニエル・ピンクが『モチベーション3.0』
の中であげている内発的動機付けの三要素、
1.自律性
2.熟達
3.目的
の中から最後の
「目的」
について整理しましょう。
目的とは、
自分よりも大きいこと、自分の利益を超えたことのために活動したいという、切なる思い
のことです。
人生にとって意味のある、価値のある
目的を持つことは人生そのもの活性化
することにわたしたちは本当は知って
います。
しかし、
会社や学校で、業績・成績
という短期的で近視眼的な
目標をみるあまり、人生の目的を
見出すことを忘れがちです。
目的を持つといっても、
その内容によってまた意味が
かわってくるようです。
目標には、
金持ちになりたい、
有名になりたい、
権力を得たい、といった
利益志向型の目標
と、
誰かの人生の役にたちたい、
自分自身も学び成長したい、といった、
目的志向型の目標
に分類できます。
利益志向型、目的志向型、
この2つの目標について心理学者の
エドワード・デシ、
リチャード・ライアン、
クリストファー・ニェミェツ
は学生の卒業後について調査しました。
(『モチベーション3.0』)
学生時代に
目的志向型の目標を持った場合、
それを成し遂げつつあると感じている
者は、大学時代よりも大きな満足感と
幸福感を抱き、不安や落ち込みはきわ
めて低いレベルだと報告された。
一方で、
利益志向型の目標を抱いていた場合、、
富を蓄積したり、称賛を得たりするなどの
目標を達成した卒業生は、学生時代よりも
満足感などは増えているわけではなかった。
目標を達成したにも関わらず、
以前よりも幸せになっている様子はなかった。
不安、落ち込みなどのネガティブな感情が
強まったこともわかった。
目標というと、
利益志向型の目標を
ついつい持ってしまうものです。
しかし、人生に意義を感じ、
価値的あるものと思えれば、
もつべき目標は、
目的志向型の目標
ですね。
真のやる気!を内面からうねり出すには、
3つの「自律性」「熟達」「目的」を、
それぞれ深堀していくとよさそうです。