おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。
 
 
昨日のブログで紹介した、
内発的動機から出るモチベーション
の三大要素をもうすこしまとめて、
掘り下げてみたいと思います。

■ヤル気が消えていると気づいたら?
http://ameblo.jp/selfmind/entry-11322284172.html




モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか/ダニエル・ピンク



ダニエル・ピンクが『モチベーション3.0』
の中であげている内発的動機付けの三要素、


1.自律性
2.熟達
3.目的



の中からまずは


「自律性」


について整理しましょう。
 


自律性とは、


自分の人生を自ら導きたい欲求


のことです。


ある活動によって得られる
外的報酬よりも、その活動自体
そのものから得られる内的な満足感
を求める欲求ともいえます。


仕事の面からいえば、
給料・賞与・昇進といった
外的な報酬ではなく、
その仕事を続けることや、
新しい仕事をすることそのものが
報酬となるのです。



ダニエル・ピンクは、
自律性の効用について、


自律性は、個人のパフォーマンスや姿勢に強い影響を与える。行動科学の分野で最近実施された多数の研究から、自律的なモチベーションによって、全体的な理解が深まる、成績が向上する、学校生活やスポーツで粘り強さが強化される、生産性が上がる、燃え尽きるケースが少なくなるなど、精神的健康に大きな改善が見られたと報告されている。(『モチベーション3.0』)


と伝えています。



どのよな場面で「自律性」を
みていくのかを仕事での活動を
通して見ることができます。


ダニエル・ピンクは、それを
4つのTとして整理しています。


1.Task(課題)
2.Time(時間)
3.Tchinique(手法)
4.Team(チーム)




1.Task(課題)は、
「何をするのか?」を自分で選んで、
決めることです。


2.Time(時間)は、
「いつするのか?」を自分で選んで
決めることです。


3.Tchinique(手法)は、
「どのようなやり方でするのか?」
自分で選んで、決めることです。


4.Team(チーム)は、
「誰と一緒にするのか?」
自分で選んで、決めることです。
 


これら4つの視点から、
自分の自律性はどこに価値をおくのかを
考えてみると、「やる気!」のヒントが
みつかりやすくなります。



ただ、注意しなければならないのは、


「なんでも自分で!」


ということではありません。



自律性とは、選択をして行動することを意味する。他者からの制約を受けずに行動できるし、他者と円満に相互依存もできる。(中略)自律的になる、といっても責任をないがしろにしてもよいという意味ではない。(『モチベーション3.0』)


人と協力したり、お互い助け合ったり、
それがあっての、仕事です。


孤独と自律は異なるものです。



自律性を養うことは、
いままでの人との関わり方や、
仕事や勉強の進め方が他律的であると、
少し難しいかもしれません。



しかし、

自分が何をなしたいのか?
どう感じているのか?

という心の声をしっかり
聞くことで自律性を養って
いけます。


まずは、自分の心の内側に
耳を傾けてみましょう。