おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。


10年来の友人が、
人間関係で悩んできたこを
ツイートしていました。


彼とは一緒に仕事をしたことも
ありました。

その仕事や人への真摯な姿勢は
目を見張るものがあります。


10ツイートにわたるものだった
けど、すべて読んでみました。


読み終わったあと、気持ちが前へ
向いていくような感じがしました。


その友人のツイートをまとめて
紹介します(承諾済)。



* * * * * * * *


若い頃、僕は長い間、
人間関係が苦手だった。

幼い頃から、
雑談が一切できなかった。

なぜ他人がおもしろい話を
思い付くのか、理解できなかった。

ほとんど話さないので、
よくいじめられた。



少数の友達や遊び仲間がいてくれた
にも関わらず、人が嫌いだったし、
人といてもちっとも楽しくなかった。

傷ついても自分を圧し殺し、
楽しくないのに楽しいふりをした。



いつからか自然な笑い方が
できなくなった。

社会に出てからも人間関係は
いつもうまくいかず、
時にあからさまに、
時に陰湿にいじめられた。

今思うと僕は小さい頃から
心に沢山の傷を抱え込み、
少しずつ病んでいった。



いつしか僕はある人と出会い、
その人が僕を癒し、支えて
くれるようになった。

僕はとても強く温かいその人に憧れ、
その人の様になりたいと、
心から願った。

心の傷が癒えてゆくにつれ、
その人は少しずつ、ゆっくりと、
僕を育て、
鍛えてくれるようになった。

時には厳しく、
時には優しく諭すように。



頑張ったときは、
よくやったと誉めてくれ、

感謝したときは
「ありがとう」
の一言を言ってくれた。

理想としては父親がすべきことを、

その人は
赤の他人の僕にしてくれた。

まさに人生の師匠だった。
その人は否定するが。

残りの人生は、
師がしてくれたことと同じことを
誰かにして生きたいと思っている。



今、僕は基本的に

人付き合いが楽しい。


一人の時間も好きだが、
年の功なのか、
理由はわからないが、

なぜか他人ともうまく
やれるようになった。

もちろん失敗したり、
嫌な思いをすることも沢山ある。

でも、
すぐに立ち直れるようになった。

人間関係は調和しているべきである
という観念を捨てた。



人には
内面の自分と外面の自分がいる。

内省的な僕は自分の内部はよく
知っているつもりでいたが、
最近はまだ知らない自分を
見ることが多くなった。

外面の自分は、
関係性の中でしか知ること
ができない。

他人は
沢山の気づきを与えてくれる。



他人との関係性の中で知る自分は、
ダイヤモンドカットの一面に過ぎない。

他人の数だけ違って映る自分がいる、
それはいかなる姿であれ、
ありのままに受容すべき
なのかもしれない。

例え客観的には間違っていても、
それはその人にとっての現実であり、
尊重されるべきなのかもしれない。



人の心は広大で奥深く、
僕には光のスペクトルのように映る。

気分は朝から晩まで
天気のように移り変わり、
思考は回転し、体は気づかぬうちに
思わぬ動きをする。

知っている自分の薄紙隔てた、
すぐ隣にまだ知らない自分がいる。


知らない自分を探し続ける旅、

今の僕にとって
人生とはそんな様なものだ。



若い頃、苦しい思いをした人も、

どうか、
希望を失わないでほしいと思う。


人生は川の流れであり、
変化し続ける。


年を重ねれば自分とも他人とも

その人なりに、
折り合いをつける方法を覚える。



僕は本当には誰を助けることも
できないのかもしれないが、

せめて縁あって知り合い、
悩んだり苦しんだりしている人の、

そばにいてあげたいと思う。


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