おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。


一人ひとりの「強み」を活かしている
会社組織は、


・生産性が高い
・従業員のエンゲージメントが高い
・顧客満足度が高い


ことがギャラップ社のさまざまな調査で
わかっています。



今日は実際に、
個人の「強み」を活かすことで、
15年以上成長しつづけることができた、
アメリカの医療機器メーカーの事例を
紹介します(『これが答えだ!』)。




1.「強み」の育成

強みの育成は会社主導で戦略的におこなうものではない。それぞれの職場、現場で、それぞれのマネジャーや社員の責任でおこなわれるも


この会社の人事担当副社長によると、

「強み」の育成は現場主体である

と言ってます。


従業員の活動が見える近さでないと、
強みがいかにして発揮できるか、
わかりませんよね。


会社が一方的に求める「強み」ではなくて、
従業員のすでにある「強み」をいかにして
活用するか。


現場だとそれができそうですよね。




2.新入社員に伝えること

すべての新入社員になぜ雇われたのかを知ってもらう


ボクはいままで5社お世話になりましたが、
これを明確に伝えてくれたのは1社のみで
した。


どういうところに光をあてられたのか、
それを知ることは、本人にとっても
才能やスキルを磨く力点をどこにおくか、
わかりますね。




3.全員の才能やスキルを共有

その社員の特定の才能や技術は、マネジャーや同僚にも伝えられ、そこから対話が始まる。


そのチームやグループでの心理的な
インフラが才能や技術(スキル)に
なるわけですね。


お互いの強み、お互いの特徴を
それぞれがわかっているのは心強い
組織ができそうです。




4.強みを評価し、強化する

マネジャーは、部下がそれぞれの強みをどう活かしているか、日々把握しておかなければならないことは何かをよくわきまえている。そして、部下が強みを活かしているのをみるたびに評価し、自覚を持たせようとする。


マネジャーは何をマネジメントするのか?

弱みではなく強み

を強化することに力点が置かれています。


とくに、

「強み」を活かしているのをみて
評価する



ことは、強みをもっとも伸ばせる
要因となります。




5.ムダなことはやらない

人不適切にも“人材開発”と名づけられた、弱点を克服するための研修をやらないことで、文字通り何百万ドルという金を節約している。その手の研修に投資をしても見返りがないことは明らか


弱みへのダメージコントロールは
かけた費用・時間に対して、期待
するほど効果が得られない。


この現実に気づき、それを止める
ことでコスト削減となり、それが
利益となるわけですね。


* * *



「強み」は会社主導でなくても、
チームやグループの現場レベルで
育てることがわかりました。


基本はシンプルですが、
実践には時間と労力がかかります。


しかし、


やるだけの価値はありそうですね。