おはようございます!
強み活用アドバイザーの市川です。
今日から10月ですね。
秋の季節を楽しんでいきましょう!
と、書きましたが、
楽しみきれないときもありますよね。
苦しいとき
悲しいとき
辛いとき
疲れているとき
こんな気持ち、
さっさと過ぎ去ってしまえばいい、
忘れてしまいたい!
と思われるかも知れません。
古代インドのシャーキャ族の王子であった、

シッダルタは4つの苦しみ、
死の苦しみ
病の苦しみ
老いていく苦しみ
生きることの苦しみ
から逃れるすべを求め、すべてを投げ打って
出家してしまいます。

シッダルタは道を求める中で、
さらに、生きていくことの苦しみに、
愛する人と別れる悲しみ
怨み憎む人と会わなければならない辛さ
欲しいものが手に入らないもどかしさ
執着して逃れらない苦しさ

があることがわかってきました。
この人生の苦しみをいかに
向き合っていくのか。
それがシッダルタの人生の大きな
テーマでもありました。
数年の放浪(?)の旅の果てに
シッダルタは一つのことがわかりました。
その苦しみから逃れるのではなく、
向き合い、うちとけあっていく。
それが自身自身であることが
わかったといいます。

シッダルタは苦しみも含めて
自分自身であることに気付き、
逃れることはできないし、それを
受け入れたときに、苦悩から解放
されたといいます。
それを誰もが実践できるように
修行方式のメソッドをつくりあげて
いきました。
彼はあまりの嬉しさに、それを多くの人に
伝え説き、歩きまわりました。

気付くと、多くの人から
悟った人という意味の「ブッダ」
と言われるようになっていたのです。
ブッダという名前は中国まで広がり
音訳されて「仏陀」と書かれ、そして
「仏」さまと言われるようになりました。
シッダルダが、ブッダ(仏)に成った
というのは、超越的な人に成った
わけではなく、
自分自身に成った

ということだったのです。
神にすがるわけでもなく、
一人孤高の高みから人を見るのでもなく
ただただ、自分自身になったわけです。

苦しみも、悲しみも、辛さも、
楽しさも、嬉しさも、感動も
受け入れ自分のものとしていきました。
2000年以上前の実在した人の話し
ですが、「今」の私たち自身にも、
通じることだと思いませんか?