こんにちは!
強み活用アドバイザーの市川です。
昨日、一昨日と社員の3タイプについて
書きました。
■仕事に熱意がある社員の特徴
http://ameblo.jp/selfmind/entry-10896411484.html
■多くの社員は熱意がないのか?
http://ameblo.jp/selfmind/entry-10897285563.html
1.熱意のある社員
2.熱意のない社員
3.反感を抱く社員
最後は
3.反感を抱く社員
について述べます。
このグループは
・社内の大半の浪費(欠勤)
・安全性にかかわる高いコスト
・高い離職率
・低い生産性
・顧客の減少
といった負の経済効果に大きな
影響を及ぼすようです。
反感の度合いは、お互いの要求と
現実のギャップに基づいていると
言われています。
どのような特徴があるのか見ていき
ましょう。
■反感を抱く社員の特徴
・通常の行動は、抵抗することから始まる。
・人やものをあまり信用しない。
・「ぼくは正しい。まわりが悪いんだ」
・“問題”から“解決”に向かうことができない。
・会社、職場、自己の役割に熱意を見せない。
・孤立している。
・率直に否定的な見解は述べないが、露骨に、あるいは密かに不満を抱いて行動する。
(『これが答えだ!』)
どんな人でも一つぐらいは心当たり
があるかもしれません。
これのほとんどに当てはまっている
ようなら、すぐになんらかの処置が
必要です。
上司はそんな社員といかに向き合えば
よいのでしょうか?
■反感を抱く社員を持つ上司の役割
・できるだけ早く問題解決に取り組む。
・問題の解決方法について、まわりの人物に相談するよりも、本人と直接話しあう。
・直接的で率直なことばを使う。混乱を避けるために、真の問題に焦点を当てる。
・社員に、問題から抜け出して、解決に向かわなければならないことを理解してもらうように努める。
・役割と才能の適合性を見直す。自分と社員に正直になり、才能と役割の“正しい”組み合わせを見つけるために迅速に行動する。
・結果にいたるまでのステップではなく、結果自体についてより多く話すことで、信頼関係を築く。
(『これが答えだ!』)
おかしな解釈や誤解を発生させないように、
率直でストレートな態度が大事なのだと
思います。
日本では、
熱意のある社員:9%
熱意のない社員:72%
反感を抱く社員:19%
(ギャラップグローバル調査、2000年)
とあるように、反感を抱く社員は、
熱意ある社員の2倍存在するのです。
熱意のない社員の勤勉さでなんとか
なっているのかも知れません。
反感を抱く社員も、入社したとき
から反感を、抱いていたわけでは
ありません。
なにかがかみ合わなくてそうなって
しまったわけです。
もしくは、
会社に入ってから、かみ合わない
ということが解ったのかも知れません。
いずれにせよ、この状態が長く
続く社員は、会社にとって負の
働きとなるので長ければながい
ほど組織を蝕んでいきます。
あわないのであれば、離れた
方が、お互い不幸にならずに
すみます。
別の会社で熱意ある社員に
なる可能性を考えた方が時間
をムダにせずにすみますよね。