こんばんは!
強み活用アドバイザーの市川です。


ちょっと古い話しかも知れませんが、
とっても、示唆的な内容なので紹介します。


世界的なアイスホッケー選手で、殿堂入りを果たした


フィル・エスポジート


という元アイスホッケーの選手をご存知
でしょうか。


フィルがまだ少年だった頃、フィルは、
学校がはじまるまで友だちとホッケーの
練習をするほどホッケーが大好きでした。


そんなフィル少年をいつも父親がみまもっ
ていました。フィル少年がめきめきと上達
していくのをじっとみていたのです。


あるとき、フィル少年はプレーでミスをして、
自分の大事なスティックを折ってしまいました。


新しいスティックを買わないとプレーができなく
なるので、スティックが欲しかったのですが、
家計の苦しいフィルの家では、高価なスティック
を買うことが難しいのです。


すっかり意気消沈しているフィル少年をみた
父親は、何も言わずに、ポケットから3ドルを
フィルに手渡しました。


新しいスティックを買ったらどうだ?


3ドルは父の日給とおなじぐらいの価値があり
ました。フィルは父親の思いを感じとり、ます
ますホッケーに力を入れていきました。


そして、フィルはプロの選手となり数多くの
記録を打ち立てていったのです。


トップクラスに入ったフィルはインタビュー
で次のように答えています。


Q:選手時代の重要な出来事を教えてください。

A:父が強力に支持してくれたことだね。毎回必ず試合を観にきてくれた。父はいろいろな犠牲を払ってくれた。そして私たち兄弟の試合をすべて観にきた。でも何も言わないんだ。言ったのはこんなことだけだ。2点入れると『その調子だ』、『よくやったが、3点か4点入れるべきだったな』。



フィルのアイスホッケーにかける情熱と才能
をしっかりと育んでいったのは、自分の犠牲
を払ってでもフィルをサポートする父親がいた
からです。


父親がフィルの「才能」や「強み」の最大の
理解者
だったのでしょう。


フィルのような卓越した「強み」を持つ人
には、原石の頃からの「強み」を見いだし
てくれるサポーターの存在が大きいようです。