こんにちは!
強み活用アドバイザーの市川です。


新年度がはじまり数日が経ちました。
街で新入社員らしき人たちの姿をみ
かけるようになりました。


丁稚奉公的な習慣が強い日本の企業では、
新入社員はとにかく一生懸命働こうとし
ます。

その姿は初々しく清清しいものとして
映りますよね。どんな雑務だろうが、
なんだろうが懸命にやるわけです。


そして、


どんな貢献ができるのかよくわからない
まま働き続けて、30代前後で、やっと
自己認識が進んでくるようです。


ちょうど、その頃にはそれなりの成果も
出せるようになり、さらに昇給や昇進など
の誘惑もあります。


自己認識と外的ニーズのズレが大きくなる
のも実はこの頃かと。


「強み」による最高の貢献ができるところ
まで行き着く人が、とても少なくなるのは、
おそらくこのズレが大きな要因となってい
ると思います。


逆にこのズレを抑えてうまく行っている人
は20%いると言われています。5人中1人
という計算になりますが、もっと少ないのが
実感です。


最大の成果で貢献するには「強み」の分野
で成すことが必須となります。

この20%の人たちは、外的ニーズの誘惑
を徹底的に排除しながら、「強み」に軸を
あわせて自分自身を強化していくのです。


この調査をしてきたマーカス・バッキンガム
は20%の人とそうでない人がとってきた行動
の違いは

何を選ぶかではなく、何を選ばないか

にある。
と著書の中で述べています。
(『最高のリーダー、マネジャーが
いつも考えているたったひとつのこと』)



「何を選ぶか」よりも、
「選ばないこと」の方が勇気とパワーが
必要です。やらないことを決めるのは、
難しいことです。


それを越えていかないと「強み」で最高
の成果を出すには至らないまま終わって
しまいそうです。

それは避けたいところです。

何をやって、何をやらないのか。
30代前後が決め時だと思います。