おはようございます!
SelfMind★Agnecyの市川です。


今日は昨日の続きで「弱み」がテーマです。


前回は、強み心理学のドナルド・クリフトン等は「弱み」の徴候があるとして8つの徴候(『強みを活かせ』)から前半4つを取り上げました。


 1.自分のパフォーマンスを守ろうとする
 2.意固地な態度が増幅する
 3.飲み込みが遅い
 4.何度繰り返しても進歩がない
 5.プロセスのステップを考えあぐねる
 6.仕事の現場での自信の減少
 7.活動について将来展望がない
 8.活動の最中に燃え尽きてしまう



今日は残りの後半の4つをひとつずつみていきましょう。



5.プロセスのステップを考えあぐねる

何かをするときモノゴトのステップ(段取り)を意識してやる場合と、無意識でこなせている場合があります。「弱み」の分野だといつまでたってもステップが意識から抜けず考えながら行動するので動きが緩慢になりがちです。「強み」の分野だと意識せずに段取りがイメージでき素早く行動にうつすことができます。



6.仕事の現場での自信の減少

仕事に対して高いモチベーションがあるにもかかわらず「弱み」の分野なので、決して大きな壁を突き破ることができません。「誠実な努力家」なので懸命にやりこなそうとしますがエネルギーを消耗するだけとなり、自信が失われていきます。病気を理由にした病欠・欠勤が増加したり、できない言い訳が増えはじめたら、そういう状態に陥っている可能性があります。



7.活動について将来展望がない

「弱み」の分野を活動しているときは「はやく終わること」に意識が向かいます。その分野のこれからのことを考えようとしても先へ進むこともなく思考停止になりがちです。エネルギーをその活動に使ってしまっているから、将来のことを考える余力がありません。「強み」の分野の活動だと、終わったあとも、「次はいつできるのだろか」と思いをはせたりします。



8.活動の最中に燃え尽きてしまう

「弱み」の分野で激しく活動を続けていると精神的・肉体的にバーンアウトしてしまう傾向があります。これはそこに「弱み」が存在する決定的な証拠といえます。得意でないことをする無意識を含めた抵抗感が大量のエネルギーを消費します。最初はなんとかできるけど、次第にその抵抗感は大きくなり、最後はバーンアウトに至ります。これは、他の活動にも影響が出てきます。全体的に活力がなくなり無気力状態になります。「強み」を発揮しているときは燃え尽きることはありません。むしろ、やればやるほどエネルギーがでてきます。



これで「弱み」の8つの徴候が出揃いました。思い当たる点もあったのではないかと思います。今の仕事で8つが全て該当しているのであれば、仕事そのものを見直すことをオススメします。


「弱み」はいつかは克服できるという思い込みは人生の大事な時間を浪費することになりがちです。「弱み」を認めるのは勇気ある行動かもしれません。「やらないこと」は「やること」よりも難しい場合があるものです。


とはいえ、「弱み」は「弱み」としてあるわけなのでそれをどう対処していくのか。それについてドナルド・クリフトンの「5つの戦略」を次回以降、紹介します。



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