おはようございます!
SelfMind★Agnecyの市川です。


先日の「ヨーロッパポジティブ心理学カンファレンス」報告会で、日本人はポジティブよりもネガティブに親和性があるということを九州産業大学の平井先生が言われていました。


強みを人生の軸に!-PPAL


たしかに日本人って演歌に代表されるように「ネガティブ」があってこそ人生で、そこに「美」までを見い出す、ある意味強い国民性がありますよね。


西洋発信の「ポジティブ心理学」にポジティブに至るまでのプロセスが文化的に違うことへの配慮が重要と主張されていました。ネガティブからのアプローチも含めた「インクルーシブ・ポジティビティ」が日本人の場合は必要ではないかってことです。


たしかに、日本人はポジティブなことよりもネガティブなことに親和性があるようで、いきなりポジティブな内容にフォーカスすることは刺激が強いのかも。ポジティブな言葉にお気楽、能天気といったネガティブ要素を先に見い出してしまうんですね。それはそれで致し方かないと。


なので、まずはネガティブな要素にフォーカスして、そこから段階的にポジティブ要素へと視点をずらしていくプロセスがあると受容しやすいようです。歌や踊り、カラダを使ったワークといった非言語的な関わりを行い、個人ではなく集団でできるように環境を整えて次第に自己開示ができるようにして、ポジティブ要素にフォーカスすると。なんて日本人ってデリケートなんだろう。


こういったことを踏まえておくことで文化的な違いを建設的に昇華できるってことですね。これはボク自身がアジア人であり、日本人であるゆえに当たり前すぎて抜け落ちてしまいそうな視点です。「弱み」から「強み」へのアプローチも考えないとなぁ(・・;)


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<追記>
ちょうど同じテーマで成瀬さんも書いていました!
こちらもあわせてどうぞ(^_^)
■インクルーシブ・ポジティビティー
http://ameblo.jp/mayumi-naruse/entry-10589865848.html



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