おはようございます!
SelfMind★Agnecyの市川です。


先日、友人から、「お前は前向きだよなーっ」て皮肉交じりに言われました。ちょっと微妙なニュアンスを感じとったのですが、それって能天気って言いたいのかなーって邪推(笑)しちゃいました。たしかにポジティブ心理学をベースに「強み」という人間の良い要素をみてはいますが・・・。


ポジティブ心理学は


人生でよい方向に向かうことについて科学的に研究する学問


とクリストファー・ピーターソンは言っています。


いままでの20世紀の心理学は人間のネガティブな要素を中心として研究が進んできました。ポジティブ心理学では「人間の善良さや優秀さは、人間の欠陥や欠点と同じくらい本物だ」と考え、強みや充実感といった人間の良い要素をメインの研究対象としています。


人間の良い要素をみるところから、


ポジティブな人=能天気な人


といったような、「現実のリスクをまったく気にしないお気楽な人」のように見られることもあるようですが、ポジティブ心理学ではそういった立場はとりません。


人間にはネガティブな要素もポジティブな要素も両方あるので、両方見ていくわけです。ネガティブ要素は消えるものではありません。正しく対処することと増大しないようにすることです。その上でポジティブな要素を増やすことを試みるわけです。


ポジティブ心理学の研究では、


「幸せな人」たちの方が学校でも職場でも成功しており、人とよりよい関係を築いており、もっと長生きしていたりさえする


という研究結果があります。この結果は重視したいですねー。ただ、マイナス要素として、「楽観的思考がリスクを過小評価することに結びつく」※ということも言われています。ポジティブ要素を強調しすぎることによって、現実逃避しないことですよね。浮き足立って転んでも楽しくありませんからねー。ということで、ボクは楽観志向ですが能天気なはないと(自分では)思っています。


<追記>
ポジティブイノベーションセンターで共に活動する成瀬さんも同じテーマで書かれています。
■ポジティブ心理学は幸福学か?
http://ameblo.jp/mayumi-naruse/entry-10584128608.html


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『ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン著


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