おはようございます!
SelfMind★Agnecyの市川です。
ワークショップや、コーチングをやっていると、ときどきこんな言葉を聞きます。
「自分のことって評価するの苦手だなぁ」
「だれかに診断してほしい」
と。。。。
これを聞いて、「あーたしかにそれはあるなー」と思いました。ボク自身も誰かに評価されたい、診断してもらった方が楽だなーってときがありますので。
振り返ってみると、家庭・学校・会社では親・教師・上司から、「○」か「×」かで常に評価されてきわけです。行動軸を他者からの評価に置くようになります。
こういうのって「外発的動機」って言うんですよね。ダニエル・ピンクさんは「モチベーション2.0」※1って言っています。
一方で、真の意味で自ら考え・行動する人は「内発的動機」があるわけです。このことを、ピンクさんは「モチベーション3.0」って言っています。
今の複雑化した経済ではクリエーティブでよりコンセプチュアルなことを仕事で求められますが、これって「○」or「×」の無い世界なんですよね。「モチベーション2.0」のやる気では結果が出難い状況になってきているってことです。
しかし、学校や会社ではいまだに「モチベーション2.0」を高めるようなこと教育手法や制度が多いと思います。世界経済がとりまく社会の状況が変っているのに、学校や会社の現場では従来どおり。
強固な内発的動機である「モチベーション3.0」を自分の「やる気」の軸としていく必要があると思います。「モチベーション3.0」での評価は他者評価ではなく、自己評価です。成績や結果ではなく進歩や成長に評価の軸を置きます。
自己評価がニガテなのは、こういったことを学校でも会社でも本当の意味でやってきていなかったからかも知れません。でも、これからでもできるようになります。先ずは自分の内側からでてくる声にしっかりと耳を傾けて真剣に向き合うところからはじめてみましょう。
------------------------
※1モチベーション1.0、2.0、3.0について
モチベーション1.0・・・衣食住への基本的欲求に対する動機付け
モチベーション2.0・・・罰・報酬による金銭的動機付け
モチベーション3.0・・・人間的成長・社会貢献等のより高い次元での動機付け
にほんブログ村