映画『ジュディ 虹の彼方に』 | 普通人の映画体験―虚心な出会い

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2020年3月25日(水)吉祥寺プラザ(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19、JR吉祥寺駅北口サンロード突き当たり左)で、15:35~鑑賞。

「ジュディ 虹の彼方に」

作品データ
原題 JUDY
製作年 2019年
製作国 イギリス/アメリカ
配給 ギャガ
上映時間 118分


『オズの魔法使』で一躍スターとなったミュージカル女優ジュディ・ガーランド(Judy Garland、1922~69)が、47歳の若さで急逝する半年前の1968年冬に行なったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた伝記ドラマ。『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのレニー・ゼルウィガーが、ジュディの奔放で愛すべき女性像と、その圧倒的なカリスマ性で人々を惹きつける姿を見事に演じきり、第92回アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞など数多くの映画賞で主演女優賞を受賞した。共演に『マネー・ショート 華麗なる大逆転』」のフィン・ウィットロック、テレビドラマ『チェルノブイリ』のジェシー・バックリー、『ハリー・ポッター』シリーズのマイケル・ガンボン。監督は舞台演出家として活躍し、長編映画は『トゥルー・ストーリー』に続いて2作目となるルパート・グールド。劇中歌は全曲レネー・ゼルウィガー自身が歌っている

ストーリー
1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)だったが、度重なる遅刻や無断欠勤のせいで映画出演のオファーが途絶え、窮地に立っていた。今は巡業ショーで生計を立てているものの、住む家もなく、借金は膨らむ一方。やむなく元夫(ルーファス・シーウェル)に幼い娘と息子を預け、ロンドンのクラブに出演するため一人旅立つジュディ。英国での人気は今も健在ではあるが、初日を迎えるとプレッシャーが高じ逃げ出そうとしてしまう。それでも、ひとたびステージに上がればジュディはたちまちディーバと化し、観客を魅了。ショーは大盛況でメディアの評判も上々。新しい恋ともめぐりあい、明るい未来に心躍らせるジュディだったが、愛する子供たちの心が離れていく恐れと疲労から睡眠薬とアルコールに走り、ついには舞台でも失態を犯してしまう…。

▼予告編



音符 レネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger、1969~)熱唱! :