映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』 | 普通人の映画体験―虚心な出会い

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私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2017年7月7日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、19:05~鑑賞。

作品データ
原題 PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MEN TELL NO TALES
(「デッド・メン・テル・ノー・テイルズ(Dead men tell no tales)」は、“死人に口無し”という意である。)
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
上映時間 129分


「映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』」

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ~孤高の海賊ジャック・スパロウの冒険を描く、ジョニー・デップ主演の世界的大ヒット海洋ファンタジー・アドベンチャー・シリーズ~の第5弾。ジャックと、「海の死神」サラザールの因縁の対決を軸に、かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナーとその息子ヘンリー、孤独な天文学者カリーナ、ジャックの宿敵バルボッサらの運命が交錯する。サラザール役を『ノーカントリー』のハビエル・バルデム、ヘンリー役を『マレフィセント』のブレントン・スウェイツ、カリーナ役を『メイズ・ランナー』のカヤ・スコデラリオがそれぞれ演じる。バルボッサ役のジェフリー・ラッシュ、ウィル役のオーランド・ブルーム、エリザベス役のキーラ・ナイトレイらおなじみのキャストも再結集する。監督は、海洋アドベンチャー『コン・ティキ』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ。

ストーリー
【主要キャラクター】
ジャック・スパロウ(Johnny Depp):
自由を愛し、海を愛し、酒と女を愛する孤高の海賊。危機にあっても飄々としているが、天性の策略家。だが今や、彼は運に見放され、愛する世界最速の「ブラックパール号」はボトルに閉じ込められている。そんな時、最恐の敵 “海の死神”サラザールが解き放たれる。サラザールの復讐を阻止できるのは、<ポセイドンの槍>のみ。果たして、ジャックの運命は!?

アルマンド・サラザール(Javier Bardem):
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ史上最凶と恐れられるヴィラン。ジャック・スパロウへの復讐のためだけに生きる“海の死神”。かつてカリブ海の海賊たちを絶滅させる「海の処刑人」として名を轟かせたスペイン海軍軍人。まだ青年だったジャックに嵌められ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されてきた。そこから脱出できた今、ジャックの命を奪い海賊を根絶やしにすることを誓った。スペイン海兵の亡者たちを従え、幽霊船「サイレント・メアリー号」を操り、ジャックに迫る。

ヘクター・バルボッサ(Geoffrey Rush):
かつて秘術によって蘇った海賊にして、英国をも出し抜いた過去を持つ策略家。海賊黒ひげの「アン女王の復讐号」と全能の剣を手に入れて以来、我が物顔に大海で勢力を振るい、船内は戦利品の金銀財宝であふれている。貪欲な彼は、さらなる海の力を我が物とすべく、<ポセイドンの槍>を狙う。そして<槍>を手に入れるために、かつ我が身を守るために、ある危険な策に出る。

ヘンリー・ターナー(Brenton Thwaites):
呪いによって、幽霊船「フライング・ダッチマン号」に閉じ込められたウィル・ターナーの息子。勇気ある情熱家でハンサムな若者。父を呪いから救い出すため、海の伝説を調べつくした彼は、呪いを解く力が<ポセイドンの槍>にあることを突き止める。そして、伝説の海賊ジャック・スパロウと<ポセイドンの槍>の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナと共に<槍>を探す航海に乗り出していく。

カリーナ・スミス(Kaya Scodelario):
孤児院で育てられた、聡明で若くて美しい天文学者。どんなときも不屈の精神を失わない彼女の武器は、行方知れずの父が残したガリレオ・ガリレイの日記。そこには<ポセイドンの槍>につながる秘密が潜んでいる。天文学の知識を駆使してその謎を解こうとする彼女は、ジャック・スパロウとヘンリー・ターナーを<槍>へと導く者として、危険な冒険に巻き込まれていく。


ダウン ある夜の海、1人の少年がボートに乗って沖へと進んでいた。彼は12歳になったヘンリー・ターナー(Lewis McGowan)だった。船長として幽霊船「フライング・ダッチマン号」に乗る父、ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)に会いに行ったのだった。ウィルは10年に1度しか陸に上がれない呪いにかかっており、ヘンリーはその呪いを解こうと、伝説の秘宝<ポセイドンの槍(Trident of Poseidon)>を見つけるため、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の協力を得ようとする。
それから9年後、勇気ある青年に成長したヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、英国軍の水兵となるが、いまだ<ポセイドンの槍>にはたどり着けずにいた。ある日、ヘンリーの乗る船が危険な“魔の三角海域(Devil's Triangle)”に差しかかると、恐ろしい姿をした“海の死神”アルマンド・サラザール(ハビエル・バルデム)~その容姿も禍々しく、朽ち果てた軍服とひび割れた白い顔は「生ける屍」そのもの~に襲われる。サラザールはヘンリー以外の乗組員全員を殺害。かつてジャックの策に嵌められ、“魔の三角海域”に幽閉されたことで、ジャックへの復讐に燃える彼は、ヘンリーを敢えて生かして返すことで、ジャックに復讐の意志を伝えようとするのだった。ほどなく船は遭難し、ヘンリーは英国植民地セント・マーティン島に流れ着く。
そこでヘンリーが遭遇したのは、科学者ゆえに魔女の濡れ衣を着せられて追われている、美しい天文学者カリーナ・スミス(カヤ・スコデラリオ)だった。彼女はまだ幼い頃に生き別れた父が残した“ガリレオ・ガリレイの日記”に秘められた謎を解こうとしていた。その謎こそ、<ポセイドンの槍>にたどり着くための方法だった。
その頃、ジャック・スパロウは落ちぶれ果て、セント・マーティン島での銀行強盗に失敗。仲間からも愛想を尽かされて一文無しになり、酒場でラム酒と交換に、いとも軽やかに大切な<魔法のコンパス>を手放してしまう。その瞬間、“魔の三角海域”に囚われていたサラザールが解き放たれ、残忍な手下を率いてジャックへの復讐へと動き出す。<魔法のコンパス>は通常のコンパスと異なり、一方で「北を指さない」代わりに心から望むものへと持ち主を導くが、他方で持ち主に裏切られるとその人物にとっての“最大の恐怖”を解き放つのだ。亡霊・サラザールの脅威からジャックが逃れる方法はただ一つ、どんな海の呪いも解くことができる<ポセイドンの槍>を手に入れること。

やがてジャックは、ヘンリー、カリーナの2人と合流し、3人で、【それぞれの事情から~ジャックはサラザールの復讐を阻むため、ヘンリーは父を救うため、カリーナは実の父親の手がかりをつかむため~】 <ポセイドンの槍>を追い求めて危険な航海へと繰り出していく。ボトルシップとなった「ブラックパール号」の代わりに、オンボロ船「ダイイング・ガル号」を駆りながら…。

同じ頃、「アン王女の復讐号」のキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)も、<ポセイドンの槍>を狙っていた。サラザールの脅威が迫る中、<ポセイドンの槍>を手に入れるのは、果たして誰なのか…?

アップ ★今作のキーアイテムである<ポセイドンの槍>とは、ギリシア神話の海神ポセイドンの武器だった伝説の槍(三叉の鉾)。不死のものを殺せる力がある一方で、海における全ての呪いの源になっている。その存在は謎に包まれ、入手方法も不明。全ての謎を解く鍵は、カリーナが父から託された、天文学者ガリレオ・ガリレイの日記にある。日記の皮革カバーには、不思議な形をした美しく大きな赤いルビーがはめ込まれている。
ガリレオの日記に書かれたメッセージは、“海の力解き放て 全て打ち崩し”。
⇒ヘンリーによって最終的に<ポセイドンの槍>が粉々に破壊された結果、呪いが解けて、サラザールはアンデッド(Undead)から生身の人間に戻り、ウィル・ターナーも「フライング・ダッチマン号」の呪いから解放された…。

▼予告編



▼予告総集編



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