映画『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』 | 普通人の映画体験―虚心な出会い

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2016年11月20日(日)新宿武蔵野館(東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F、JR新宿駅中央東口から徒歩2分)で、16:40~鑑賞。

作品データ
原題 CRAZY ABOUT TIFFANY'S
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ファインフィルムズ
上映時間 87分


「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」

世界で最も有名なジュエリーブランド、ティファニー(Tiffany & Co.)。本作はさまざまな関係者やティファニーを愛する多くのセレブリティたちのインタビューを通して、ティファニーの歴史と魅力を、『ティファニーで朝食を』をはじめとする名作映画との関係や周到なブランド戦略、知られざる逸話の数々とともに明らかにしていくドキュメンタリー映画。監督を務めたのは、世界一のデパートと言われるニューヨーク五番街のデパートを題材にした『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』のマシュー・ミーレー。

ストーリー
1837年の創設以来、時を越えて世界中の人々を魅了してきたジュエリーブランド、ティファニー。“キング・オブ・ダイヤモンド”と呼ばれたブランドの創業者、チャールズ・ルイス・ティファニーのエピソードから始まり、ブランドカラーである“ティファニーブルー”の誕生秘話、アカデミー賞でのジュエリー選びの裏側も紹介する。そして、ティファニーの顧客であったジャクリーン・ケネディや、歴代米国大統領のリンカーン、ルーズベルト、アイゼンハワー、オバマなどの逸話、野球チームのニューヨーク・ヤンキースやテニス、ゴルフ、バスケットなど米国を代表する様々なスポーツイベントとの関わりなど、知られざる歴史が次々と明らかになる。さらに、ティファニーがジュエリーを提供した映画の数々にもスポットを当てる。オードリー・ヘプバーン主演『ティファニーで朝食を』誕生のいきさつ、『オーシャンズ11』に出演したジュリア・ロバーツのジュエリー選びのエピソード…。また、リース・ウィザースプーン主演『メラニーは行く!』のティファニー店頭でのプロポーズシーンの逸話を、アンディ・テナント監督自ら語る。他にもアン・ハサウェイ出演『ブライダル・ウォーズ』、海外ドラマ『フレンズ』など人気作品とティファニーの関わりを紹介。レオナルド・ディカプリオ主演『華麗なるギャツビー』の監督バズ・ラーマン、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の監督サム・テイラー=ジョンソンらからのコメントも収録。また、2013年からティファニー社の初の女性デザインディレクターに就任したフランチェスカ・アムフィテアトロフも出演し、謎に包まれたティファニーの製作現場の裏側を垣間見ることができる。

▼予告編



■ cf. 創業時のティファニー :
1837年9月18日、チャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・バーネット・ヤングがティファニーの前身であるティファニー・アンド・ヤングをニューヨークのブロードウェイ259番地に創業。
「創業時のティファニー」
■ cf. ティファニー本店 :
同店(旗艦店)は1940年10月21日、ニューヨークの五番街と57丁目の角に移転し、今日に至る。御影石とライムストーンからなるアールデコ様式の建物にステンレススティールのドア。ファサードには、時計を担ぐ巨神アトラスの全長9フィートに及ぶブロンズ像が掲げられている。
「ティファニー本店」


▼ cf. ティファニーのTVCM「Will You?」(2015年)