2016年4月7日(木)有楽町スバル座(東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル2階、JR有楽町駅・日比谷口正面)で、16:05~ 鑑賞。
作品データ :
製作年 2016年
製作国 日本
配給 マ ジックアワー
上映時間 109分
福井県越前を主舞台に、妻を亡くし要介護となった偏屈な和紙職人と、勘違いで来日した韓国人ヘルパーが、ぶつかり合いながらも心を通わせていく人間ドラマ。出演は『瀬戸内海賊物語』の石倉三郎(役者人生50年にして本作が映画初主演)、『息もできない』のキム・コッピ。監督は『カミングアウト』の犬童一利。
撮影は越前和紙作りも行われている福井県丹南地域と、世界遺産百済考古遺跡のある韓国の扶餘郡(プヨぐん、ふよぐん)で行なわれた。
ストーリー :
福井県、越前。和紙職人の剛生(たけお)(石倉三郎)は、不遜で偏屈な性格で、妻を亡くして以来、誰とも心を通わせずに生きてきた。
韓国、扶余郡。無職で怠惰な生活を送るヨナ(キム・コッピ)は、人付き合いもうまくできず、人生の目標も見出せずに、空虚な思いを抱いていた。そんなヨナを見かねた父親は、ワーキングホリデー制度を利用して日本に行くことを勧める。
交わるはずのなかった二人の運命は、ある日、剛生が病魔に倒れたことで、つながり合う。脳腫瘍による半身マヒで介護が必要になった剛生のために、和紙組合の理事長・石川(日野陽仁)が手配したのは、和紙づくりの手伝いと勘違いして来日したヨナだったのだ。石川と介護施設「なごみ」の施設長・山下(宇野祥平)らの計らいにより、剛生は訪問介護を受けながら、日常生活ではヨナのサポートを受けることになる。
頑固で偏見に満ちた剛生は、ヨナを受け入れようとしない。勝気な性格のヨナもまた、剛生に反発してぶつかり合うばかり。言葉も文化も価値観もまるで違うために、介護もうまくいかない。
だが、ヨナの常識にとらわれない介護は、次第に固く閉ざされた剛生の心を開いていく。また、ヨナも石川や新米和紙職人の宇野(森永悠希)から剛生の和紙の素晴らしさを聞き、剛生の仕事に興味を持つようになる。
一方その頃、「なごみ」の介護福祉士である涼香(吉岡里帆)や蓉子(内田慈)は、介護の理想と現実の間で悩んでいた。特に若くて経験の浅い涼香は、型破りな接し方で剛生や「なごみ」の利用者の心をつかみ、注目を浴びるヨナに対して複雑な思いを抱く。
そんなある日、ヨナと剛生は小さな旅に出る。タクシーで水族館や東尋坊などを回り、開放感を味わう二人。いつしか剛生とヨナは、人としての大切な心の結びつきを知っていくが、二人には過酷な運命が待ち受けていた…。
▼予告編