不味いとコメントしたら名誉毀損・・・現実に飲食店が訴えたら馬鹿だと思いますが。

お店の料理に「不味い」とネットでコメントすると名誉毀損も
 レストランでカシャ、カフェでカシャ、定食屋でもカシャ。ケータイのカメラで料理やデザートを撮る人、増..........≪続きを読む≫


たとえば、明らかに事実と違うことを書かれて、その結果売上が下がったと証明できるなら、成り立つでしょう。「◯◯では犬の肉を使っている」と凄いアクセス数のある有名ブロガーに嘘を書かれてそれ以来客が凄い減ったとかそういうケースなら。でも不味いで名誉毀損って。

名誉毀損で訴えるとなると、誤解を受けるくらい物凄くはしょって書くと、

「何月何日にA氏はうちの店で食事をとり、その後何月何日にどこどこのサイトにうちの店はまずいと書き込み、それによってうちの店は△△円の損害を受けた。損害賠償しろ。」

って書類にして、裁判所に提出するってことです。それで、裁判が開かれたら・・・新聞記事にだってなるでしょうし・・・。

「うちの店は客にまずいって言われてます」って、社会に向かって大々的にアピールして、何のメリットがあるのでしょうか?

第一、客にまずいとネットに書かれたから客が減ったのであって、まずい料理を出したから客が減ったのではないと証明しなければなりません。それに、そんな凄い影響のあるブログや口コミって非常に限られていることでしょう。閲覧数が少なければ、特殊な環境以外では売上に直接的な影響は及ぼせないと思います。訴えられた人の書き込みが、大多数の人に読まれ影響を与えるものと言えるのかどうか。

たとえば、ミシュランで☆☆☆とってる吉兆 嵐山本店の食べログの記事でも、吉兆にしては低い評価と言える、☆☆がつくこともあるのです(食べログは☆☆☆☆☆が満点、ミシュランは☆☆☆が満点)
だからといって、吉兆の売上が減るわけじゃないと思います。読んだ人は、総合的にいろんなレビューを見て、平均で4.10だから、やっぱり満足する人が多いんだな~と判断することでしょう。

逆に、平均で2.0とかのお店だったらどうでしょうか。「皆様まずいとおっしゃってますが、まずいと書かれたからじゃなくてまずいもの出してる当然の結果として売上ダウンなんじゃないですか?」
ということになります。

結論:普通にまずいものを普通にまずいと書いて裁判で訴えられることはそうそうないと思います。

(あくまで法律の素人が思っているだけなので、まずいというレビューをネットに書きこむかどうかは自己責任でお願いします。)