世界の幸せ増加、国別ではインドネシアがトップ=調査
[ニューヨーク 10日 ロイター] 調査会社イプソスがまとめた世論調査の結果によると、現在の世界は2..........≪続きを読む≫


 幸せを感じる人が多いベスト3ヶ国、なんとトップ3は、インドネシア、インド、メキシコ。



なにがそんなに幸せなんだろ?>インドネシア、インド、メキシコ

だってインドとか、酷い事だらけだよ。
いまだ残るカースト制度による差別、女児殺しの慣習、飲むと危険な水道水・・・
メキシコも、麻薬戦争とか、マフィアvs警察の殺し合いとか、圧倒的な治安の悪さとか・・・
この中では、まだインドネシアが一番まともかも?もちろんいろいろ問題はあるけど・・・

そういえば、バリ島もインドネシアだ。

むかし吉本ばななのバリ夢日記を読んで、いつか行こうと思いつついまだ訪れぬまま。

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家族や友人でバリ島に行ってきた~って人は多いんだけど、なぜか昔から目をつけていた自分が最後までバリ島未体験という不思議。

もしかして、国民総幸福量とか言ってるブータンだって、幸せって言ってるだけで、メキシコやインドみたいに問題いっぱいなのかもしれない、とちょっと思ったり。
ブータンと中国の間の国境問題は深刻という話もある。

とはいえ、幸福王国ブータンの知恵という本についてのブログ記事に、次のように書かれているものがあった。
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周りに巻き込まれて近代化するのではなく、自分達の伝統と調和した形での
幸せな近代化を常に念頭に置いているという印象。個人と共同体のバランスも大事。
公用語はゾンカ語だけど、小学校から英語を教えてるから小学生も英語ペラペラ。
アメリカみたいな大国とは付き合い控え、インドやスイスと仲良し。
国際政治のパワーバランスの外側にスタンスを取る戦略。
民主主義を一生懸命進めたのは、なんと国王自身。水力発電の電力をインドに輸出。
観光の価格設定を高めにしてガイドをつけて、ヒッピー等が居座るのを防いだ。
(これはちょっとあざとい気がするが、同時にビジネスセンスがあるなあとも思った)
もともと飢饉がほとんどない自然に恵まれた国らしい。
教育費と病院は無料。水道費は田舎で無料で都会で有料。国中で禁煙。
チベット仏教で伝統的には母系社会で、意外にも離婚は多いと。
(離婚したい人がすんなり離婚できる国のほうが幸せだと思う)
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やっぱりブータンの王様は、しっかり国民の幸福を考えているのだろう。
ネパール系の難民問題を抱えていたりはするみたいだけど。

 それで、結局何が言いたいかというと、
メキシコやインドやインドネシアやブータンのレベルで、
「幸福だー!」と宣言しちゃえば幸福度No.1になれるんだったら、
日本人もみんなで「幸福だー!」と言っちゃえば、簡単に1位になれるんじゃないかしらん?
だって「なぜ日本が幸福な国なのか?」って問いを立てたら、でっちあげでもこじつけでも、
いくらでもいっぱい理由を作ることができるから(ごはんおいしいとかインフラ充実とか)
人々が不幸な国より幸せな国に観光に行きたいのが人の性だと思うし、
「みんな幸せさー!」って言っちゃうのて、日本にとって一番安価で効果的な観光戦略かも(笑)