図書館に行った。
本を規定で借りられる上限の冊数借りた後、
カウンターに向かった。

カウンターの近くに、
イラクの劣化ウラン弾の被害を受けた子供達を
取材して書かれた本があったので手に取った。

本当に恐るべき現状があった。
白血病、無脳症で生まれた赤ちゃん、先天的障害を持った子供…
戦争に対して全く責任のない子供が、一番酷い被害を受けている。

イラク戦争を始めた理由自体が間違っていたわけだが、それにしても
劣化ウラン弾を使わなくても、米国は勝てただろう。
米軍兵士で被曝して身体を壊したり死んだりした人もたくさんいた。
罪のない子供と、命がけで自国のためと思って戦ってる軍人達を被曝させてまで、
劣化ウラン弾を使う意味ってなんだったんだろう?と思う。

そして、そんな戦争の戦い方をする国が、日本の同盟国であり、
当時の与党、自由民主党の小泉純一郎首相ははっきりとイラク戦争の支持を宣言していた。
今日本で福島の子供達をはじめとする子供の被曝が問題になっているが、
ついこの前まで、日本は他所の国の子供に重度の被曝をさせる戦争を、
支持していたのだ。なんとおそろしいことだろう。