アタシにはじめて彼氏が出来たのは小学4年生の時だった


相手は一つ年上の中原くんって男の子


掃除の班長さんで、バカデカ小学生やったアタシと同じ位の身長で色が真っ白で赤毛が印象的な子やった


色素の薄い子やってんね


うちの学校は1年~6年生までがバラバラに解れて同じ持ち場で班をつくるかたちやってん


中原くんはいっつもニコニコしてて同じ掃除の班の子の面倒をちゃんと見てた


名前は忘れたけどなんとか賞っていうのを作って毎週かわいいえんぴつとかノートとか色んな物を準備して小さい子たちを張り切らせたりそうゆうアイデアを持ってるところもアタシをときめかせてんね


掃除の班は1学期ごとに変わるもんだから、休みに入る前には班ごとのお別れ会みたいなのがあってその時もその時期が近づいててん


なんかその時にはそれが凄くさびしくてね、原因は中原くんと会えなくなることやって思ったわけ


で、マセガキやったアタシはそれとなく自分の気持ちが伝わるように努力したよ


ガキやから中原くんと同じ持ち物を持ったり、何かといえば近くに付き纏ったり w


あとガキならではの思い込みで(思いは通じる)って会うたび見かけるたびに中原くんをジーっと見つめてたり…


今考えたら怖いしアホやけどそうゆう事を続けててんね


そして夏休みに入って新しい班決めの時、本当に驚いたけどまた同じ班になれてん


毎日掃除の時間がまた嬉しかったなぁ


そうこうしてるうちにアタシの気持ちはほんとに中原くんに通じたみたいで、ある日中原くんから「今日一緒に帰ろうか」って誘われてん


うちの学校はマセガキが多かったから帰りに一緒に帰るってことは付き合ってる証拠みたいな見られ方をしててんね


そんでアタシはうんって返事して初めて中原くんと一緒に帰った


その時の会話はきちんと覚えてないけどとりあえず自分でいいのか?とかありがとうとかこれからも一緒に帰ろうね的なコトを言われた


何もないのにドキドキしてたなぁ 純な頃のアタシ(*´∀`*)ゞ



飽きもぜずに毎日毎日一緒に帰って、ただそれだけやってんけどね


手を繋いだ時は本気で顔から火が出そうやったわ


そうしてるうちに中原くんは卒業してエスカレートして中学へ


(うちの学校は小・中一環教育でエスカレートするかどうかは選択できる学校やったから)


変わった学校やったからアタシの教室と中学の校舎は少しかぶってる状態の建ち方をしてて、休み時間になれば中原くんはその窓際にきてアタシも廊下から手を振ったり少し話をしたりしてた


でも小学生と中学生でってどうにもなれへんくて、自然と離れてしまったけどね



そんな頃に好きになったのが同じクラスの黒田くん


細身で目が黒目がちのかわいい子やった


黒田くんには何故かアタシから一緒に帰ろうって言ってまた毎日一緒に帰る相手ができた


黒田くんも嫌がらなかったしね


それでなんか知らないけど黒田くんのお母さんとうちのママンも友達になったり黒田くんのお姉ちゃんからアタシがプレゼント貰ったり親公認でお付き合いしてたわ


順調に毎日黒田くんとのラブラブライフを送っててんけどアタシも黒田くんもエスカレートを望まなくて別々の学校へ進学する事になってんね


そんで卒業も近づいたバレンタインデーに手作りのチョコをあげたら、例のごとく黒田くんのお母さんが喜んでたみたいで、休みの日にわざわざアタシん家までお礼にいらっしゃったの


ケーキを持参してきてはってうちのママンと話をしていたんで二人で遊びに行くことにしたのね


これが初めてのデートらしいデートだったかも


ゲーセンに行ったり百貨店をぶらついたりしてマクドに行ってってほんとに子供の遊び


でも最中ずっとドキドキしてた


そんで夕方になったんで家に帰ろうってことになったんやけど帰り道に公園のベンチで少しだけ話をしたの


その時に「もう卒業したら会えなくなっちゃうね」って…


淋しくてね~思わず泣いちゃった


そしたら黒田くんはアタシの手をギュっと握ってくれて


「会いにくるよ 大丈夫だよ」って言ったの



そんでどちらからともなく子供のくせに雰囲気に飲まれたように初めてのチューキスを経験しちゃいましたよ


恥ずかしくてね…


家に帰ってからママンの顔見るのも照れくさくてすぐ部屋に入ったのを覚えてるわ



結局中学に進学してからは会うことなかったんだけど、最近ミクシィで小学校の同級生から黒田くんのことを聞いて懐かしくなっちゃいました


こんな純な時代もあったのね アタシ