アタシは移籍した店で忙しく過ごしていた
メディアにも出るようになり個人の営業用のHPをつくり、仕事で頑張ることで嫌なコトとか忘れようとしていた
実際ケンと会う時間も毎週末には変わりなかったけど、週末の2日ともを潰すことはしないようにしていた
その分仕事をしたかったから
とゆうより価値観の違いを感じた人間にそこまで自分の時間を割く必要が無いと思っていた
そんな日を送っている中である異変が起きた
ケンと会ってる最中にちょっとした喧嘩になりアタシの携帯をケンが無理矢理見ようとした
アタシはそれを避けようとしたらケンに馬乗りになられた
見られたところで別に構わなかったけど、馬乗りになる必要があるんやろか…
アタシはそれに腹がたっていた
アホのように必死な顔をしてアタシの携帯をチェックしている横顔を見て
(あ~。。。こいつとはもう一緒に居たくない)
そう思っていた
仕事の事もぶっちゃけようかと思っていた時、アタシは変な感触に気付いた
下半身に鮮血が流れていた
前に一度Rとの恋が終わりかけた時に生理が遅れたことがあってそれからはストレスが溜まると生理が止まったりするのが頻繁になっていたのであまり気にかけていなかったんだけど、その時には2ヶ月生理が遅れていた
生理になったのかと思ったけど、ちょっと血の出方がおかしかった
お腹も痛くなってきてとりあえずシャワーで下半身を流して病院に行く事にした
帰りは自分で帰るからとケンを家に帰らせた
婦人科での診察の結果、はっきりとは言えないが流産した可能性があるとの事だった
念のため処置をしてもらいまた一週間後に病院へ来る様に言われた
流産って、はっきり妊娠したって判断をされてない場合お医者さんの口から言ってはいけないらしい
なので流産したのはほぼ間違いない状態だった
そうなると相手はケンしか居ない
ヤスヒコとの時は生理の最中でしかもゴムをつけていた
仕事で入れることなんて有り得ないわけだから…
とりあえずアタシの口からケンにそのコトを伝えた
するとケンは
「そんなんハッキリわからんねやろ?なんで俺のせいみたいに言うの」
そう返してきた
アタシは和浩の時に望んで出来なかった子供が何故そんな時に出来て、しかも流産したのかを考えていた
それからケンに言われた言葉
体も心配だったので店に連絡してママに事情を話して一週間休みをもらった
一週間後、ケンに別れ話をした
ケンは納得いかないと言いそのまま別れる事はできなかった
仕事に復帰してもちょっと精神的にやられてしまって自分の本来の仕事が出来なかった
そして2週間ほどたった時、ケンから別れようと言ってきた
こいつは自分から別れるって言わないと頭が痛いんやろか…
調度アタシの誕生日の10日前だった
それでケンの申し出は、アタシの誕生日が終わって調度月が変わる時に別れたいと…
まあそんなことはどうでもよかった
アタシはそれよりもやっぱり流産したってことの方が大きく圧し掛かっていて数日後、またヤスヒコに電話をして会ってしまった
ヤスヒコはその場でキレて「お前がなんて言おうと今回はワシがあいつを許さん 家の場所を教えろ」
とアタシ以上にヒートアップしていた
アタシはそんなコトを望んでたわけじゃなく、ただ誰かに話を聞いてほしかったんだと告げるとヤスヒコは謝りながらポツリとこう言った
「お前、あいつとはナマでしててんな…」
ヤスヒコとは付き合ってる時もゴムをしていたから、それがショックだったみたい
それからアタシはヤスヒコの勧めで初めてヤスヒコの家に行った
まあ綺麗とは言い難い部屋だったけど…
何も言わなくてもそうゆう時はヤスヒコはよくわかっている
朝まで何もせずに腕枕で寝かせてくれた
誰かに側に居てほしかったアタシの気持ちをちゃんと受け止めてくれていた
自分でもヤスヒコの気持ちを利用している部分はわかっていた
でもアタシの隙間を埋めてくれる誰かが必要だった
結局アタシはケンと付き合ってから、ヤスヒコとも会い続けてた
そう考えるとケンではアタシの希望には不相応だったってことなんだろうな…
朝になってヤスヒコにありがとうとごめんねと伝えて家に帰った
その日はアタシの誕生日だった