自分のなかに、ずっと秘めていた気持ち。
私は本当は看護師じゃなく、コーチングでもなく、
洋服のデザインをする人になりたい。
37歳で、今は看護師で、かつて少しだけサラリーマンの経験があるだけ。
服飾を学んだこともない。
でも、13歳の頃からファッションが大好きだった。
毎月毎月、5000円分のファッション誌を買っていた。
装苑、VOGUE、FRUiTS、Zipper、ハーパースバザー、ELLE、FIGAROとか。
どの雑誌にもハッとするルックがあって、なんど見返しても新しい発見があって。
18歳で家を出るまで1冊も捨てられず、押し入れに山積みだった。
床が抜けるかと思った。
でも今の私は、ファッションの着こなしに自信がない。
ファッションは好きだけれど、センスがないのだろう。
でも買い物に行っても、欲しい!!!と思うものはあまりない。
このボタンの色がゴールドだったらな。
ここのパイピングが合皮じゃなかったら買うのに。
もうちょっと濃いめのディープなカーキ色だったらいいのに。
デザインは好きだけど、素材がチープすぎる。
この縫製に2万は出せない、とか。
すんごい素敵だけど、私には高すぎる、とか。
もし私に、洋服を仕立てる技術さえあれば。
何度思ったことだろう。
実際に、洋裁教室をいくつか尋ねたこともある。
でも先生との相性や、カリキュラムがいまいちだったり。
元来不器用なので、本を見ても《こんなの到底つくれない》と自信をなくすだけ。
でもやっぱり、私はファッションがすき。
文化服装学院に行きたかった、17歳だった私が全く成仏していない。
この育休中、英語やコーチング、片付け、インテリア、絵、アクセサリー作りなど、好きなこと、興味があることにいろいろ挑戦してきたと思っていたけれど。
でもでもやっぱり私は、ファッションが好き。
今日、数年ぶりに大型手芸店に行ったら、心が震えた。
色とりどりの布、カラフルなリボン、ボタン、フリンジテープや溢れるプリント生地を見ているだけで、
《何て美しいんだろう》
と鼻の奥がつーんとした。
光沢のあるエステル混で、センタープレスのワイドパンツを作れたら。
ニットパーカーにサテンのペイズリー柄でパイピングをつけるとか。
焦げ茶色のフリースのロングパーカーにもペイズリーのパイピングで仕上げてエレガントに。
散歩に着ていけるような、カジュアルで着心地の良い服に、
シルエットと装飾でモダンかつエレガントに仕立てた、そんな服が欲しい。
アイデアはたくさん湧いてくるけれど、
イメージを形にする技術がない。
技術はないけど、でもアイデアは夢の中でも湧いてくることもある。
プリーツ素材のバッグとか。
普通に考えたら、知識も経験もないアラフォーがどうやってファッションデザイナーになるかなんて想像もつかない。
でも私のなかにある情熱は、20年以上消えていない。
洋裁教室に行ってみる?
とりあえずお弁当袋からつくってみる??
とにかくワクワクにしたがってみよう。
それが何になるのかなんて、気にしないでいい。