昨日は、銀座の観世能楽堂に、「道成寺」を観に行ってきました。
去年から、観る様になったばかりの新参者の私ですが、
能の奥深さに魅せられています。
能に導いてくれたのは、敬愛してやまない白洲正子さんの
武相荘倶楽部での勉強会や、そこで出会った友人のお陰です。
「道成寺」は、時空を超えた人間の怨念、情念、を僧侶の祈りで浄化させていく舞が素晴らしかった。
能舞台は、無駄なものはない。
無の空間だからこそ、芸術性の高さがすこぶる要求されます。
その芸術性の高さ故、目に見えない世界を無限に広げていけます。
そして、今日もその余韻に浸ることができます。
