老人と旅人2

「おじいさん、2人の旅人が同じことを聞いたのに、なぜ違う答えをしたのですか?」
「青年よ、それはな…、人は自分の心の中に作った環境の中で暮らしているからなんだ。
前にいたところを良く思わなかった人間は、この土地に住んでも良くは思わないだろう。
前にいたところで、大勢の友達を持っていた人間は、この土地でも、やはり、大勢の友達を見出すだろう。
人はな、自分の心の中につくった世界で、この現実を見ているからなんだ。
特に、友人というものは、われわれの心の中でつくったとおりの姿で、われわれの前に現われるのだよ。」
「では、私たちが幸せに生きるためには、どうすればいいのでしょうか?」
「だからな、まず、お前さんたちの心の中に“求めよ。さらば与えられん”というわけだ。」