「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を振り返って
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国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は20日(日本時間21日)、決勝でキューバを破った日本が世界一に輝いた。
今回のWBCでの日本の試合は、私の「生き方」にも大きな学びのあるものだった。
ご存知のように、韓国に屈辱の2連敗を喫した日本は、アメリカとメキシコの対戦に準決勝進出を託すしかなかった。しかし、メジャーリーガ―をそろえたアメリカがメキシコに負けるとは思えなかった。また負けたとしても失点数でアメリカに勝るとも思えなかった。
しかし、そのアメリカがメキシコに2-1で負け、おまけに失点数でも日本は、本当に僅差で、アメリカよりも少なかったのである。ここに2つの奇跡が重なり、日本は準決勝に進出した。そして韓国に大勝し、今日の決勝のキューバ戦でも、一時は1点差に詰め寄られたが、その後、得点を重ね、終わってみれば、これも大勝であったのだ。
この中で、リードオフマン(先頭にたって皆を引っ張る人)として活躍したのがイチローだったが、そのイチローが今回、近くでいろいろ話をさせて頂きその奥深さを知ったという王監督の采配こそが今回の日本の勝利を導いた最大の要因といって間違いないと私は思う。
王監督は常に明るかった。特にその姿で印象的だったのは、ミスをした選手に対しても、ベンチに帰ってきたときに常に一声ねぎらいの言葉をかけていることだった。ここには、一旦、選手に任せたら、常に自分が監督として責任を取るという覚悟がうかがえた。
そういう采配を知ってか、選手たちは、試合を重ねるごとにのびのびと試合に臨みだし、自分のミスも必ず、次のバッティングや守備で取り返していた。
また、王監督はアメリカ戦でのアメリカ人審判の誤審に対しても、その場での即座の異議を唱えるものの、その状況を考えての引き際の良さは、今となっては見事だったということだ。現に試合後には、この誤審については、「野球の発祥の地、アメリカにあってはならない審判内容だ」とはっきりと言い張っていた。
このような王監督の正々堂々とした采配に天も見方をしたということではなかろうか。小さなことにこだわらず、一人ひとりの可能性を信じて、ベンチの中で常に選手の中心で、大きなジェスチャーと表情をかもし出していた王監督にほれぼれした今回のWBCだった。
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