「社会のレジリエンス(回復力)の向上と悩む力の復権」 | SELF SUPPORT STUDY

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Hello,everybody!
There are my self support study’s notes.
I rescue myself.I support my fellow.


仙台では、国連防災会議が開かれていて、街中は一気にグローバル化しています。
その中で、関連企画の市民防災世界会議を聴講してきました。

中でも、「多様性と災害対応~障がい者・LGBT・ジェンダー・外国人の視点から~」というセッションが興味深かったです。

多様なマイノリティーの方々は、平時から困っている人なのですが、災害時は特に浮き彫りになります。そしてまた、自覚的には浮き彫りになるほどコミューンから遠ざかり、「避難所に障害者が居ない」という困り感の見えない状態を作ってしまいます。
マイノリティーも含めてお互い様として助け合うことの出来るレジリエンスの高い社会は、災害時のレジリエンスも高いのだと理解しました。
それは内側から沸き起こる復興とも言えると思います。

質疑応答の中で質問させていただいて理解したことは、

ありのままを受け止めてくれる居場所

声を挙げていいんだ
困っていると言っていいんだ

多様な当事者の専門性をもって声が集まる

回復力の高い社会へのパラダイムシフトが起きていく

という、良好な循環でした。

これを作り出すことが、日本において必要だと感じました。それは、多数派にとっても住みやすい社会でもあります。
医療の分野でも話題になっているレジリエンス(回復力)ですが、社会もまた回復する存在であるのです。
精神保健の分野でも、回復はリカバリー概念に結実しているように、ありのままを認め受け入れることから進みます。
そこで、浦河べてるの家で言われる、「悩む力」ということに、私は思い当たるのです。
悩む力を取り戻していくことが、人間性の復権であり、回復する力を生み出すのです。
困り感をマイノリティーが自覚しないまま、社会の仕組みの中に窮屈に孤立していることは、レジリエンスを高めはしないでしょう。
ですが、東北は首都圏よりも窮屈さは旧態依然だと思います。
まずは、困って悩むということを当事者が受け止めていける居場所が急務だと感じました。
困って悩むことの可視化は、一旦は苦しいですが、それをコミューン全体で受け止めていかなければなりません。

今回の防災会議は、市民向け企画では、展示やシンポジウムなど全体的に、その点でもどっしりと受け止めている実感を得ました。

ひとりひとりが、別のひとりの悩みに共感して、声が広がることを願います。

向谷地生良さんたちは、セキュリティーの厳しい本会議で登壇とのこと。浦河べてるの家の、幻聴さんとも一緒に逃げる防災取り組みが、注目されているのではないでしょうか。

Katsuko.