高層ビルのオフィス。
窓から見える景色は、
見慣れた景色を違うものに魅せる力を持っている。
毎朝の習慣。
コーヒーを買いにパントリーへ。
誰かいる。
そこにいたのは後輩のS美。
高学歴でしっかりものの彼女。
年下だけど、尊敬出来るところがいっぱいある賢い女の子。
声をかけようと近づいて、気づいた。
泣いていた。
遠くの景色を見つめながら、涙を浮かべる彼女。
少しおどろき、理由を聞くと、
小学校の時の先生が亡くなったよう。
彼女は先生のいるソラを見て泣いていたのだ。
ワタシは抱きしめてあげたくなる衝動をおさえ、
少しなぐさめた。
愛しい人。
そんな言葉がアタマに浮かんだ。
Haruka
