唯我独尊

二次創作ss中心。
まだまだ下手っぴです。
原作イメージ、壊しまくり。


日記  一週間に一回ペースの更新目標。

PEACEMAKER鐵  二次創作ss 

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桜咲く(壱)・土沖

「沖田さーん!」

後ろから聞こえた鉄之助の声に、総司は振り返った。

「おや、鉄くん。どうしたんですか?」

足元にサイゾーを従えた総司はにこやかに言った。
ここは新撰組屯所。

「副長が呼んでましたよ」

「土方さんが?珍しいなぁ」

呟く総司を見て鉄之助は、珍しくないと思った。

「行ってみようかな。……それじゃ、鉄くん♪」

「あっ、はいっ!」

くるん、と回って去っていく総司に鉄之助は息をついた。

「自分で呼べばいいのに副長も……。俺がいれた茶は飲んでくれねぇし」

ハァーっと息をはいて、鉄之助は顔を上げた。

「さてっ、稽古でもすっかな」

そのまま道場へと足を向けた。
一方総司は、サイゾーをつれて土方の部屋へ向かっていた。

「せっかく非番だったのに。ねぇ、サイゾー」

「ブキブキ」

腕に抱いたサイゾーに同意を求めると、鼻をヒクヒク動かしながらサイゾーは答えた。

「…………土方さ~ん」

土方の部屋の前まで来て声をかける。

「何だ?」

一応返事が返ってきたので襖を開ける。

「何の用ですか?…………何してるんですか?」

膨れ面に部屋に踏み込んだものの、土方は書類に埋もれていた。

「………何もしてねぇ」

どうやら積んでいた書類を倒してしまったらしい。
どれがどれやらわからなくなっている。

「あーあ」

「ブキッ」

総司は部屋を見回して息をついた。

「お仕事増やすなんて頑張り屋さんなんですね、土方さん」

「総司……処罰(尻百連打後夕食抜)されてぇか?」

「ずいぶんと機嫌悪いですねぇ」

いつもならさらっと流す冗談に、土方が怒った事に少々驚いて口調を改める。

「………手伝え」

「えー、なんで私が」

「そこにいるからだ」

「嫌です」

「なら、茶をいれてこい」

「鉄くんにやらせてあげればいいじゃないですか。土方さんの小姓なんだし」

「あいつは稽古だ」

「はいはい。じゃ入れてきてあげますよ♪」

トタトタと部屋から遠ざかる足音を聞きながら、土方は散らばった書類を片付け始める。

「………ったく。山崎くん」

「はい」

背を向けた襖に呼び掛けると、すぐに返事がした。
土方は背を向けたまま、2つ山崎に任務を与えた。

「……わかりました」

しばらくすると背後の部屋から気配が消える。

「土方さ~ん!お茶、入れて来ましたよ」

「あぁ」

総司から渡されたお茶を飲みながら、土方は散らばった書類を見渡した。

「やり直せ、とは言えねぇな……」

「当たり前です。ほら、早く片付けましょ」
「あぁ」

総司と土方は散らばった書類を片付け始めた。



壱終