キングダム/見えざる敵

期待していた以上に面白かった。

面白かったって表現はおかしいか。

いろいろと考えさせられる作品だった。



『シュリ』以降、こういった内容の映画が増えているね。

ハリウッドでも通用するようになってきたということか。

つまり、一方が正義で一方が悪。正義が最終的には悪を倒して

わーいわーい、みたいな勧善懲悪ではない、そんな作品のこと。

今回の場合はアメリカが正義でもなく、もちろんテロリスト側が

正義でもない。ややアメリカ側に分があるように書かれているは

視点の問題上仕方がないと差し引いて考えなくてはいけない。

(『シュリ』だって、50:50ではなかったわけだし)




最初の方は、物事がうまく進まないことにイライラしそうだけど、現実を

考えたら、各国の面子や内政、国民感情などがあり、それをきちんと

反映していると言えるのだろう。



それぞれの立場で言う「正義」とは何か、それを観ている人には

考えて欲しいと思う。



最後の最後に、監督が一番言いたかったことを、セリフとしてはっきりと

言うのだが(そこには賛否両論ありそうだが)、殺し合いの螺旋はまだまだ

終わりそうにないな。。。





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