昨日、ちょうどグロービスからの帰り道に、ビジネスファシリテーションのクラスを受講していた

Kさんとばったり会った。



Kさんは、自分よりも3つくらい年下。

でも、学生のときから起業にかかわっており、その後自分でも創業した経歴を持つ方。

残念ながら、その事業は精算したということなんだけど。

でも、それもとても大きな経験だと思う。



五十音で見ると苗字がお互い近いので、オリエンテーションのときに隣の席になったのが

自分が覚えている初対面。最初の大学院に入って、のプレゼンもKさんが1番、自分が2番だった。

その後、あまり同じクラスになったことはないんだけど、一時結構頻繁にメールのやり取りをしていた

こともあるからか、ひょっこりお会いしたときは一緒にお茶などをしながら、色々と話をしている。

いや、話をしてもらっていると言ったほうが適切だろう。

年は自分の方が上かもしれないが、経験値としては明らかにKさんのほうが上。

聞き方には気をつけてるとはいえ、失礼ととらえられても仕方ないような質問にも丁寧に答えて

いただける。ケースに取り組んだり、本で体験談を読んだり、講演で話を聞くよりももっと生の

経営というものに触れることができるので、とても勉強になる。




昨日もせっかくなので、ということでカフェで1時間半くらい色々と話をした。

自分の考えているビジネスについて、Kさんが考えている方向について意見交換を行い、

その後も色々と質問し、答えていただいた。

会社を清算する意思決定についても質問した。


色々と印象に残っている言葉があるので、自分が忘れないようにということも含めてシェアしようと思う。

(会社を清算する意思決定については、書いていいのか分からないので書かないでおく)



・Kさんはまた創業したいと思っているとのことだが、なぜか

 →創業って本当に楽しい!がむしゃらに働かなくちゃいけなくて、本当に辛いし大変だけど、楽しい。



・ストレス耐性って自分であると思うか。

 →仕事についてはあると思う。だけど、昔は弱かった。仕事以外では今も弱いかも。

 ⇒過去、ストレスが原因で驚くような症状が出たことがあるらしい。(完治してるそうですが)全てに

 対してストレス耐性を持っている必要はないんだろう



・ネットで通信販売ビジネスはしないほうがいい

 →なぜ?

 →ネット通信販売ビジネスは、以下の公式が存在する

  訪問者×購入率×購入単価 = 売上

  購入率と購入単価は続けていれば固定化する。

  つまり、売上を左右するのは訪問者数。

  訪問者は、新規とリピートに分かれる

  リピート率を高めることも重要だが、新規訪問を増やすことが一番重要。

  ネットビジネスでは、広告が一番新規訪問を増やすのに使えるツール。

  大体、費用の50~60%は広告費。

  あとは、梱包代や包財費、人件費など。商品原価は1割くらいじゃないと勝負にならない。

  結局、単純化すると、広告費<利益ならこういうサイクルが回せる。

  利益を広告費に注ぎ込む→新規訪問が増える→利益が増える→利益を広告費に・・・

  だが、なかなかその利益が出ない。利益を出すためには広告費が必要。だがその資金がない・・・

  というサイクルに陥りがち。



・経営者は3つのタイプに分かれる。

 ・0 → 1 (創業する人)

 ・1 → 10 (企業を大きくする人。一番名声とお金が手に入る。おそらく、大学院の卒業生の多くは

  ここが多いだろうなと思っている)

 ・10だった会社が3になったのを再び10にする人(企業再生)



・乞食と経営者とコンサルタントは100%誰にでもなれる



・SkillとWill、どっちが創業者には必要か

 絶対Will。Willがないと人はついてこない



・どんなに事業が行き詰っても、自分ひとりだけの食い扶持ならなんとかなる



・事業を精算したら経営者に借金が残るけれど、1000万、2000万、3000万の借金が

 どうにかできると思う人間じゃないと創業なんてできない。

 ※Kさんにそれだけの借金があるという話じゃありません!



・自分が将来したいことを人に話すのは恥ずかしいと思うもの。

 今は自分の周りで笑っている人がいるかもしれないが、10年後に周りにいる人は笑ってない。

 笑うような人は自分の周りからいなくなる。



・自分がしたいことは、とにかく口に出した方がいい。そのほうが実現性が高まる。



・VCなり、創業なりしてみたいけど不安があるなら、まずはVCに入ってみるなり、創業を一緒に

 経験するなりしてみればいい。それでもしたいと思えば自分ですればいい。



・MBAを勉強すると、勢いだけの人と比べるとリスクを減らすことができるはず。

 ただ、MBAを勉強することで、本来は見なくていいリスクまで見えてしまい、そのリスクを

 おそれるがために、起業者が減るのではないかと思っている。





何度も、何度も言っていたことは、創業は楽しいってこと。


この話を聞いていて「経営者はネアカじゃないと」という言葉を思い出した。

ここまでポジティブに考えられるってすごいなとただただ感じた。




「Yamatoさんは、3つの経営者のタイプなら0→1だと思いますよ」と言われた。

実は、1ヶ月ほど前だろうか他の人にも「Yamatoさんは、トップじゃないとダメそうだよね」と

言われたのだ。


たしかに、吾人の任務にも創業すると書いた。


だが、他人の目(と言っても2人だが)から見られるほど自分は創業者タイプだ!という

自負がない。むしろ、自分は創業者に向いてないんじゃないかとよく考える。






新たな悩みが生まれつつあるかな・・・








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