皆さんこんにちは
福岡女子大学の佐藤奈々子です
冬合宿の興奮冷めやりませんね
ところで皆さん、皆さんは漫画好きですか
日本は、世界においても漫画のようなサブカルチャーが有名ですが、
私は漫画大好きなのですが、最近その漫画について面白いニュースを耳にしました
平安時代末期~鎌倉後期に書かれた漫画の源流、「鳥獣戯画」という絵巻物があります。
皆さんも、日本史の資料集で一度はお目にかかったことがあるのではないかと思います
その絵巻物が江戸時代に再評価されるようになり、もともと一枚の絵巻物の裏表に描かれていたものを
それぞれ見やすくなるように二枚にはがして(当時の和紙は繊維がはがしやすかった)、仕立て直していたことが分かったのだそうです。
このニュースを聞いて、「現代のようなデジタル補正がなくても鎌倉時代のものが江戸時代にまで残っているなんてすごいなぁ」
と感心した佐藤だったのですが、ふと、「鳥獣戯画ってどんなやったかいな」
と気になったので、観てみることにしました。
・・・そしたら、なんと1000年前以上のものとは思えないほど茶目っ気にあふれた「漫画」でした

ぜひ皆さんにもその愛くるしさをお伝えしたいと思って部分的にではありますが
紹介していこうと思います
では、ひとつめ。

この絵画は人間世界の矛盾を、動物に見立てて揶揄しているものなのだそうですが、カエルとウサギが同居している時点で大きな矛盾です!
しかも、ウサギたちはカエルをどうしたいのでしょうか・・・

ウサギ、裏返るカエルに対してなにを仕掛けようとしているのでしょうか・・・
つづいてこちら

カエルとウサギの弓射大会でしょうか。


「弓になんて興味ないぜ」とすかしてる感じ、足をくねらせながらかっこつけている様がなんとも子憎たらしいです。
右側の三羽は、野次を飛ばしているのでしょうか。満面の笑顔ですね

では最後の一枚です

これは、お坊さんである猿に、ウサギが供物をささげているところでしょうか。
猿の「してやったり顔」に、お坊さんへの皮肉をこめて描かれたのかも知れませんね
さて、平安時代や鎌倉時代といえば宗教画や風景画などが想起されますが、実はこんなにも
面白みや諧謔にあふれたものが描かれていたのですね
このような戯画は、江戸時代になるまで受け継がれ
東海道五十三次で有名な葛飾北斎の「北斎漫画」

や江戸後期、歌川国芳の浮世絵に引き継がれていきます

※よく見ると猫が好きなあの魚に・・・
現代自分の身近にあるもののルーツを探ってみると、日本の歴史にまで迫っているようで面白いですね
!
皆さんが大好きなあれも、ルーツをさぐって見ると、さまざまな発見があるのかも知れませんよ
ちなみに、富太君が興味を持っている版元などの出版業も、浮世絵(今で言うブロマイドのようなもの)や黄表紙本(今で言うヤングジャンプのようなもの?)の発展にかかわっているんです(-^□^-)
皆さんの大好きなもののルーツも、今度ぜひ聞かせてくださいね
では、最後までお読みいただきありがとうございました

福岡女子大学の佐藤奈々子です

冬合宿の興奮冷めやりませんね

ところで皆さん、皆さんは漫画好きですか

日本は、世界においても漫画のようなサブカルチャーが有名ですが、
私は漫画大好きなのですが、最近その漫画について面白いニュースを耳にしました

平安時代末期~鎌倉後期に書かれた漫画の源流、「鳥獣戯画」という絵巻物があります。
皆さんも、日本史の資料集で一度はお目にかかったことがあるのではないかと思います

その絵巻物が江戸時代に再評価されるようになり、もともと一枚の絵巻物の裏表に描かれていたものを
それぞれ見やすくなるように二枚にはがして(当時の和紙は繊維がはがしやすかった)、仕立て直していたことが分かったのだそうです。
このニュースを聞いて、「現代のようなデジタル補正がなくても鎌倉時代のものが江戸時代にまで残っているなんてすごいなぁ」
と感心した佐藤だったのですが、ふと、「鳥獣戯画ってどんなやったかいな」

と気になったので、観てみることにしました。
・・・そしたら、なんと1000年前以上のものとは思えないほど茶目っ気にあふれた「漫画」でした


ぜひ皆さんにもその愛くるしさをお伝えしたいと思って部分的にではありますが
紹介していこうと思います

では、ひとつめ。

この絵画は人間世界の矛盾を、動物に見立てて揶揄しているものなのだそうですが、カエルとウサギが同居している時点で大きな矛盾です!
しかも、ウサギたちはカエルをどうしたいのでしょうか・・・


ウサギ、裏返るカエルに対してなにを仕掛けようとしているのでしょうか・・・

つづいてこちら

カエルとウサギの弓射大会でしょうか。


「弓になんて興味ないぜ」とすかしてる感じ、足をくねらせながらかっこつけている様がなんとも子憎たらしいです。
右側の三羽は、野次を飛ばしているのでしょうか。満面の笑顔ですね


では最後の一枚です


これは、お坊さんである猿に、ウサギが供物をささげているところでしょうか。
猿の「してやったり顔」に、お坊さんへの皮肉をこめて描かれたのかも知れませんね

さて、平安時代や鎌倉時代といえば宗教画や風景画などが想起されますが、実はこんなにも
面白みや諧謔にあふれたものが描かれていたのですね

このような戯画は、江戸時代になるまで受け継がれ
東海道五十三次で有名な葛飾北斎の「北斎漫画」

や江戸後期、歌川国芳の浮世絵に引き継がれていきます


※よく見ると猫が好きなあの魚に・・・

現代自分の身近にあるもののルーツを探ってみると、日本の歴史にまで迫っているようで面白いですね

!皆さんが大好きなあれも、ルーツをさぐって見ると、さまざまな発見があるのかも知れませんよ

ちなみに、富太君が興味を持っている版元などの出版業も、浮世絵(今で言うブロマイドのようなもの)や黄表紙本(今で言うヤングジャンプのようなもの?)の発展にかかわっているんです(-^□^-)
皆さんの大好きなもののルーツも、今度ぜひ聞かせてくださいね

では、最後までお読みいただきありがとうございました
