「SMAP上海公演チケット延期」
「中国人一万人の日本社員旅行中止」
「日中閣僚級以上の交流停止」
突然なんだと思ったかもしれませんが、最近このような中国関連のニュースを耳にする方も多いのではないでしょうか
これらのニュースの原因となっている根本問題は、尖閣諸島における中国人船長逮捕によって、日中間の緊張が高まっていることです。そんなこと知ってるよ
と思うかもしれませんが、僕は恥ずかしながら今回のこの事件をきっかけに尖閣諸島のことを知りました。今問題になっているこの尖閣諸島は日本古来の領土であり、戦後一時アメリカに占領されますが、日本にまた返還されました。しかし、1970年代に国連がこの尖閣諸島周辺に大きな油田がある可能性が高いという報告をしたため、その後台湾と中国が領有権を主張しだしたという事です。
したがってこの尖閣諸島は台湾、中国、日本と参加国の国益が絡み合う難しい場所となっているのです。この尖閣諸島のような東シナ海の小さな島だけを見てもこれだけの大きな問題へと発展しているのはある意味興味深くはありませんか?
日本人の人々が平和が大事だと言っている裏では各国の熾烈な闘争が起こっているんですね。
最近の近現代史勉強会では外交や防衛戦略などを詳しく見ていったり、考えたりしていますが、このニュースを見て、今現在でもその重要性が余計に実感出来ました
まだあまり詳しく見てないという方は一度見てみると、より近現代の学びに実感が持てるのではないでしょうか?
ではここからは近現代史勉強会 第25回の振り返りをしていきますo(^-^)o
本日の担当は西南学院大学4年の諌山亮です
よろしくお願いしますm(_ _ )m
まずは書評です。
<書評>

まず書評してくれたのは富田君です。
書評してくれた本は・・「日本を決定した百年」
日本を決定した百年―附・思出す侭 (中公文庫)/吉田 茂

¥780
Amazon.co.jp
です。
この本は以前平島君も書評してくれました。この本の著者は、敗戦後の日本の復興に大きな役割を果たし、歴代総理の中でも有名な吉田茂さんです。
この富田君の書評で、僕が印象的だったのは、日本は戦後、アメリカに安全保障を担ってもらうことで、経済復興に集中して当たるということです。確かにアメリカに日本の防衛を依存しているのは大きな問題ですが、安全保障に関して、力を注がなくてよかったために、あれほどまでの奇跡的復興が可能だったのではとも思いました。
また本書は近代日本の百年間を振り返ったもので、富田君はこの本を読んで、歴史というのは一つ一つ積み重なったのだということを強く感じたそうです。それまでの歴史を生かしながらまた新しいものを積み重ねる。これはどの国の歴史を見ても同じでしょうが、自分たちの手でそれまでの歴史を否定したり、破壊することだけは避けたいものです。
続いて大月さんが書評してくださいました。

前回は北朝鮮のことについて書評してくださった大月さんですが、今回書評してくださた本は・・・岡崎久彦さんの「国家と情報」です
前回今回と外交や戦略に関する文献を読みましたが、この本は外交の面から書かれた本とのこと。
この外交とは自分の国のことだけ知るのでは全く成り立たなく、まず相手国の情報をしっかり認識したうえで行っていかなければなりません。つまり、他国をすることで、自分たちの国がどうすべきかを知るということです。では日本の周りの国々のどうであるのか。また世界の勢力図はどうであるのか。それを踏まえた上で日本はこれからどうすべきなのか?そういったことを非常に考える本だと個人的には感じました。
またアングロサクソンとの協調という言葉は今回の文献にも登場しますし、これからの日本の戦略を考える上でとても重要なキーワードとなるような気がしてなりません。個人的にも興味深い本でした。
最後にわたくし諌山が書評させていただきました(o^-')b
今回書評した本は・・・
吉田満さんが書かれた「戦艦大和」です。
ドキュメント戦艦大和 <新装版> (文春文庫)/吉田 満

¥620
Amazon.co.jp
ちなにみ僕が書評したのは新装版ではないです
戦艦大和と聞いて知らないという方はあまりいないと思いますが、それほどこの大和は日本人の中では有名なものです。それはアニメになっただとか、映画になっただとかいろいろな要因もあると思いますが、いちばんよく耳にするのは当時世界最大の戦艦だったということも大きいでしょう。しかし、その大和は世界の三馬鹿と言われ万里の長城・ピラミッドと並び無用の長物として日本軍内でも嘲られていました。そうした大和で沖縄まで米軍を攻撃に行けば、沈没は免れません。それは当時の大和乗り組み員も承知していたことでした。しかし、日本が劣勢に立たされている今、一億総特攻の魁になり、日本の国がより良い方向に進んで欲しいという意思の元、大和とその乗組員は最後の戦闘へ向かいます。
そこでの戦闘どのようななのか。それはぜひ本書を読んでみていただきたいと思います。いっさいのフィクションはありません。そこに書いてあるのはすべて事実です\(*`∧´)/
自国を思い散っていった先人の姿を見たいという方は本書を手にとって見てください。
以上書評でした
ではここから本日の文献に入っていきます。
本日の文献
「デモクラシーで戦えるのか」
私たちは今民主主義の元生活しています。では、今有事が起こった際、日本は民主主義の下で戦うことができるのでしょうか?
<学生講義>
本日の学生講義は西南大の田嶋さんが担当してくれました。

文献には、日本は民主主義のもとでも戦えるとありました。それは民主主義が保証している国民の自由は国の独立があって初めて達成されるものであり、それがなくなろうとすれば、日本国民もその危機に対して立ち上がり、戦うだろうとのことでした。
しかし、その危機が目前に迫った時に立ちあがっても、もう成す術なしの状況が多いため、戦略がとても重要になってきます。今回の講義で田嶋さんはその戦略に関して詳しく話してくれました。
まず防衛と言うのは「治にいて乱に備える」ものあるという言葉を紹介してくれました。つまり、百年戦争がなく、平和だったとしても万一の場合に備え防衛戦略を考えるのが国家としては当然の行動なのです。この防衛体制は一朝一夕で行えるものではないということは肝に銘じておきたいですね。
平和だからこそ万が一に備えなければならない。というより、平和な時にしか備える期間はないと思っていたほうがいいのかもしれません。
では今、日本はどうでしょう?確か平和なのかも知れませんが、それが憲法があるからだという甘い幻想に酔い、現実を直視できなくなっているのではないでしょうか。これは少し危険でですね。
今の日本の平和の裏には、日米同盟という大きな保険が存在しています。これは軽視してはいけないことでしょう。では同盟というのはどのような関係のことを言うのか。それは簡単にいえば、相互が協力し合う・助け会う関係でしょう。一方だけが助けられ他方の国には何も協力しないというのは本当の同盟ではないと思います。
田嶋さんはその部分についても言及してくれ、わかりやすい例まで出してくれました。田嶋さんによれば、今日本の自衛隊は目の前でアメリカの船が攻撃されても何もできないという、非常識現実があるそうです。それは専守防衛を定めた自衛隊では当然のことなのでしょうが、それは日本にとっては当たり前でも、世界的常識では非常識です。
つまり何が言えるかというと、同盟とは日本一国では決してできません。そこには相手国が存在するのです。その相手国に同盟をくむメリットがあるからこそ同盟を組むのは考えれば至極当然のことです。その当然なことが今の日本ではできないのです。
これは外交的にも国防的にも非常に危機的なことではないでしょうか?こうした現状の日本をアメリカがいつ見捨てるかわからない。そうした状況で、日本は国家戦略・外交戦略を立てるのは至難であるでしょう。
今回の田嶋さんの講義では、日本の現状・防衛・戦略について様々考えさせられました。
皆さんはいかがだったでしょうか
<小島さんの講義>
続いて小島さんの講義です。

小島さんの講義でも、先ほど田嶋さんが講義で話をしてくれたような日本の特殊な事情について話が上りました。
憲法9条では交戦権の否認が明記されており、それにより日本は平和であると解釈する人は国内にいるものの、世界的にそんな日本の特殊事情に配慮して日本を見る人はまずいないでしょう。つまり日本も他国と同じ視点で見るわけです。そんな時に我が国は憲法9条があるから、軍事的支援は何も行えませんと言えば、他国の侮蔑は当然生まれます。
つまり今のままでは、国際的に協力が要請されるたびに、日本はその信用を低下させ、国家間の存在感もなくなってしまいます。
小島さんのレジメから引用すれば、「こうした消極的協力姿勢を取り続けた場合、日本に何か起きた場時、果たしてアメリカを始めとする諸外国は日本を助けたいと思うだろうか」ということです。
またこうした姿勢を取り続け、日本が危機に瀕した場合も、今のままの日本では時すでに遅しということになりかねません。そこには防衛のシュミレーションをするだけで、「物騒な話だ」と思われる状況も原因となっていると思います
文中にもあったように、確かに民主主義でも戦うことはできるでしょう。しかし、その民主主義の基盤もあやふやで、防衛に対する認識も甘い今の日本のままでは、これから自国の国益が何かもわからぬまま、どんどん衰退の道を進んでしまうのではないか
そういった危機感を非常に感じた今回の講義でした
<近現代エッセイ>
では近現代エッセイです。
今回のテーマは「各国の軍事事情」ということで、最近は国防や軍事に関してよく耳にする機会も多いので、簡単にですが、日本周辺の各国の軍事事情について僕が知っている範囲で書きたいと思います。
まず兵数から
<兵力>
日本・・・・26万人
韓国・・・・64万人
北朝鮮・・・・110万人
中国・・・・224万人
アメリカ・・・154万人
兵員数では中国がアメリカの約1.5倍いて世界トップでした。ただアメリカと中国はわかりますが、北朝鮮が100万人以上とは驚きですね。ちなみの北朝鮮の人口は2400万人ほどです。あれだけ資源的にも窮乏している国ですが、供給できるのは人だけということでしょうか?
<軍事費対GDP費>(簡単にに言えば軍事費のことです)
日本・・・・1%
韓国・・・・2・6%
北朝鮮・・・・データなし
中国・・・・2・0%
アメリカ・・・・4・1%
残念ながら北朝鮮のデータはありませんでしたが、この中ではアメリカが突出しています。これだけお金をかけているとなると、軍事兵器の性能は世界ナンバーワンでしょう。
日本は世界でも18位でした。世界的平均からいけば、少ないほうみたいです。
<予備兵力>
この予備兵力というのはよくわかりませんが、戦争になった時、動員できる兵士の数のことだと思います。
日本・・・・3・6万人
韓国・・・・450万人
北朝鮮・・・・65万人
中国・・・・80万人
アメリカ・・・・96万人
このデータを見て皆さんびっくり
しませんでしたか?
韓国は予備兵力が450万人もいるんですね。予備兵力まで入れれば、韓国軍の兵力は世界最大になるのかも知れません。
しかし、最近韓国軍に関連する興味深いニュースを見つけました。韓国は戦争に突入した場合、弾薬が2週間しか、持たないそうです。これは韓国国防の大きな問題だとして取り上げられていましたが、実際北朝鮮と戦争になった場合、ある程度の戦闘は9日以内に終了するから問題ないとの証言も載っていました。
これも面白いですよね。実際戦争がはじまった場合何日間で終了するのかの予測も各国は立てているのです
もちろん日本もそういった予測は立てていると思いますが、まさか、戦闘が終了するまでに弾薬が無くなるといった事態は起きないのでしょうか
軍、兵器という言葉を口すると何か変な空気が漂いますが、国とは何かを考える上でこの軍事はかかせないもんだと最近改めて思います(`ε´)
最近は中国が国産空母を建設し始めたというニュースもありましたので、何がこの先起きるのか興味しんしんです
これからは個人的にですが、詳しく調べていきたいと思います
FUNでもこんな話が出来るのは寺尾さんと小島さんぐらいでしょうが、皆さんも興味があれば調べてみてはいかがでしょう?
男の子は意外と潜在的興味を持っているかもしれませんよ
女の子は・・・・・わかりませんが
以上軍事に関したエッセイでした。
では次回更新までごきげんよう
「中国人一万人の日本社員旅行中止」
「日中閣僚級以上の交流停止」
突然なんだと思ったかもしれませんが、最近このような中国関連のニュースを耳にする方も多いのではないでしょうか

これらのニュースの原因となっている根本問題は、尖閣諸島における中国人船長逮捕によって、日中間の緊張が高まっていることです。そんなこと知ってるよ
と思うかもしれませんが、僕は恥ずかしながら今回のこの事件をきっかけに尖閣諸島のことを知りました。今問題になっているこの尖閣諸島は日本古来の領土であり、戦後一時アメリカに占領されますが、日本にまた返還されました。しかし、1970年代に国連がこの尖閣諸島周辺に大きな油田がある可能性が高いという報告をしたため、その後台湾と中国が領有権を主張しだしたという事です。したがってこの尖閣諸島は台湾、中国、日本と参加国の国益が絡み合う難しい場所となっているのです。この尖閣諸島のような東シナ海の小さな島だけを見てもこれだけの大きな問題へと発展しているのはある意味興味深くはありませんか?
日本人の人々が平和が大事だと言っている裏では各国の熾烈な闘争が起こっているんですね。
最近の近現代史勉強会では外交や防衛戦略などを詳しく見ていったり、考えたりしていますが、このニュースを見て、今現在でもその重要性が余計に実感出来ました

まだあまり詳しく見てないという方は一度見てみると、より近現代の学びに実感が持てるのではないでしょうか?
ではここからは近現代史勉強会 第25回の振り返りをしていきますo(^-^)o
本日の担当は西南学院大学4年の諌山亮です

よろしくお願いしますm(_ _ )m
まずは書評です。
<書評>

まず書評してくれたのは富田君です。
書評してくれた本は・・「日本を決定した百年」
日本を決定した百年―附・思出す侭 (中公文庫)/吉田 茂

¥780
Amazon.co.jp
です。
この本は以前平島君も書評してくれました。この本の著者は、敗戦後の日本の復興に大きな役割を果たし、歴代総理の中でも有名な吉田茂さんです。
この富田君の書評で、僕が印象的だったのは、日本は戦後、アメリカに安全保障を担ってもらうことで、経済復興に集中して当たるということです。確かにアメリカに日本の防衛を依存しているのは大きな問題ですが、安全保障に関して、力を注がなくてよかったために、あれほどまでの奇跡的復興が可能だったのではとも思いました。
また本書は近代日本の百年間を振り返ったもので、富田君はこの本を読んで、歴史というのは一つ一つ積み重なったのだということを強く感じたそうです。それまでの歴史を生かしながらまた新しいものを積み重ねる。これはどの国の歴史を見ても同じでしょうが、自分たちの手でそれまでの歴史を否定したり、破壊することだけは避けたいものです。
続いて大月さんが書評してくださいました。

前回は北朝鮮のことについて書評してくださった大月さんですが、今回書評してくださた本は・・・岡崎久彦さんの「国家と情報」です

前回今回と外交や戦略に関する文献を読みましたが、この本は外交の面から書かれた本とのこと。
この外交とは自分の国のことだけ知るのでは全く成り立たなく、まず相手国の情報をしっかり認識したうえで行っていかなければなりません。つまり、他国をすることで、自分たちの国がどうすべきかを知るということです。では日本の周りの国々のどうであるのか。また世界の勢力図はどうであるのか。それを踏まえた上で日本はこれからどうすべきなのか?そういったことを非常に考える本だと個人的には感じました。
またアングロサクソンとの協調という言葉は今回の文献にも登場しますし、これからの日本の戦略を考える上でとても重要なキーワードとなるような気がしてなりません。個人的にも興味深い本でした。
最後にわたくし諌山が書評させていただきました(o^-')b
今回書評した本は・・・
吉田満さんが書かれた「戦艦大和」です。
ドキュメント戦艦大和 <新装版> (文春文庫)/吉田 満

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ちなにみ僕が書評したのは新装版ではないです

戦艦大和と聞いて知らないという方はあまりいないと思いますが、それほどこの大和は日本人の中では有名なものです。それはアニメになっただとか、映画になっただとかいろいろな要因もあると思いますが、いちばんよく耳にするのは当時世界最大の戦艦だったということも大きいでしょう。しかし、その大和は世界の三馬鹿と言われ万里の長城・ピラミッドと並び無用の長物として日本軍内でも嘲られていました。そうした大和で沖縄まで米軍を攻撃に行けば、沈没は免れません。それは当時の大和乗り組み員も承知していたことでした。しかし、日本が劣勢に立たされている今、一億総特攻の魁になり、日本の国がより良い方向に進んで欲しいという意思の元、大和とその乗組員は最後の戦闘へ向かいます。
そこでの戦闘どのようななのか。それはぜひ本書を読んでみていただきたいと思います。いっさいのフィクションはありません。そこに書いてあるのはすべて事実です\(*`∧´)/
自国を思い散っていった先人の姿を見たいという方は本書を手にとって見てください。
以上書評でした

ではここから本日の文献に入っていきます。
本日の文献
「デモクラシーで戦えるのか」
私たちは今民主主義の元生活しています。では、今有事が起こった際、日本は民主主義の下で戦うことができるのでしょうか?
<学生講義>
本日の学生講義は西南大の田嶋さんが担当してくれました。

文献には、日本は民主主義のもとでも戦えるとありました。それは民主主義が保証している国民の自由は国の独立があって初めて達成されるものであり、それがなくなろうとすれば、日本国民もその危機に対して立ち上がり、戦うだろうとのことでした。
しかし、その危機が目前に迫った時に立ちあがっても、もう成す術なしの状況が多いため、戦略がとても重要になってきます。今回の講義で田嶋さんはその戦略に関して詳しく話してくれました。
まず防衛と言うのは「治にいて乱に備える」ものあるという言葉を紹介してくれました。つまり、百年戦争がなく、平和だったとしても万一の場合に備え防衛戦略を考えるのが国家としては当然の行動なのです。この防衛体制は一朝一夕で行えるものではないということは肝に銘じておきたいですね。
平和だからこそ万が一に備えなければならない。というより、平和な時にしか備える期間はないと思っていたほうがいいのかもしれません。
では今、日本はどうでしょう?確か平和なのかも知れませんが、それが憲法があるからだという甘い幻想に酔い、現実を直視できなくなっているのではないでしょうか。これは少し危険でですね。
今の日本の平和の裏には、日米同盟という大きな保険が存在しています。これは軽視してはいけないことでしょう。では同盟というのはどのような関係のことを言うのか。それは簡単にいえば、相互が協力し合う・助け会う関係でしょう。一方だけが助けられ他方の国には何も協力しないというのは本当の同盟ではないと思います。
田嶋さんはその部分についても言及してくれ、わかりやすい例まで出してくれました。田嶋さんによれば、今日本の自衛隊は目の前でアメリカの船が攻撃されても何もできないという、非常識現実があるそうです。それは専守防衛を定めた自衛隊では当然のことなのでしょうが、それは日本にとっては当たり前でも、世界的常識では非常識です。
つまり何が言えるかというと、同盟とは日本一国では決してできません。そこには相手国が存在するのです。その相手国に同盟をくむメリットがあるからこそ同盟を組むのは考えれば至極当然のことです。その当然なことが今の日本ではできないのです。
これは外交的にも国防的にも非常に危機的なことではないでしょうか?こうした現状の日本をアメリカがいつ見捨てるかわからない。そうした状況で、日本は国家戦略・外交戦略を立てるのは至難であるでしょう。
今回の田嶋さんの講義では、日本の現状・防衛・戦略について様々考えさせられました。
皆さんはいかがだったでしょうか

<小島さんの講義>
続いて小島さんの講義です。

小島さんの講義でも、先ほど田嶋さんが講義で話をしてくれたような日本の特殊な事情について話が上りました。
憲法9条では交戦権の否認が明記されており、それにより日本は平和であると解釈する人は国内にいるものの、世界的にそんな日本の特殊事情に配慮して日本を見る人はまずいないでしょう。つまり日本も他国と同じ視点で見るわけです。そんな時に我が国は憲法9条があるから、軍事的支援は何も行えませんと言えば、他国の侮蔑は当然生まれます。
つまり今のままでは、国際的に協力が要請されるたびに、日本はその信用を低下させ、国家間の存在感もなくなってしまいます。
小島さんのレジメから引用すれば、「こうした消極的協力姿勢を取り続けた場合、日本に何か起きた場時、果たしてアメリカを始めとする諸外国は日本を助けたいと思うだろうか」ということです。
またこうした姿勢を取り続け、日本が危機に瀕した場合も、今のままの日本では時すでに遅しということになりかねません。そこには防衛のシュミレーションをするだけで、「物騒な話だ」と思われる状況も原因となっていると思います

文中にもあったように、確かに民主主義でも戦うことはできるでしょう。しかし、その民主主義の基盤もあやふやで、防衛に対する認識も甘い今の日本のままでは、これから自国の国益が何かもわからぬまま、どんどん衰退の道を進んでしまうのではないか

そういった危機感を非常に感じた今回の講義でした

<近現代エッセイ>
では近現代エッセイです。
今回のテーマは「各国の軍事事情」ということで、最近は国防や軍事に関してよく耳にする機会も多いので、簡単にですが、日本周辺の各国の軍事事情について僕が知っている範囲で書きたいと思います。
まず兵数から
<兵力>
日本・・・・26万人
韓国・・・・64万人
北朝鮮・・・・110万人
中国・・・・224万人
アメリカ・・・154万人
兵員数では中国がアメリカの約1.5倍いて世界トップでした。ただアメリカと中国はわかりますが、北朝鮮が100万人以上とは驚きですね。ちなみの北朝鮮の人口は2400万人ほどです。あれだけ資源的にも窮乏している国ですが、供給できるのは人だけということでしょうか?
<軍事費対GDP費>(簡単にに言えば軍事費のことです)
日本・・・・1%
韓国・・・・2・6%
北朝鮮・・・・データなし
中国・・・・2・0%
アメリカ・・・・4・1%
残念ながら北朝鮮のデータはありませんでしたが、この中ではアメリカが突出しています。これだけお金をかけているとなると、軍事兵器の性能は世界ナンバーワンでしょう。
日本は世界でも18位でした。世界的平均からいけば、少ないほうみたいです。
<予備兵力>
この予備兵力というのはよくわかりませんが、戦争になった時、動員できる兵士の数のことだと思います。
日本・・・・3・6万人
韓国・・・・450万人
北朝鮮・・・・65万人
中国・・・・80万人
アメリカ・・・・96万人
このデータを見て皆さんびっくり
しませんでしたか?韓国は予備兵力が450万人もいるんですね。予備兵力まで入れれば、韓国軍の兵力は世界最大になるのかも知れません。
しかし、最近韓国軍に関連する興味深いニュースを見つけました。韓国は戦争に突入した場合、弾薬が2週間しか、持たないそうです。これは韓国国防の大きな問題だとして取り上げられていましたが、実際北朝鮮と戦争になった場合、ある程度の戦闘は9日以内に終了するから問題ないとの証言も載っていました。
これも面白いですよね。実際戦争がはじまった場合何日間で終了するのかの予測も各国は立てているのです
もちろん日本もそういった予測は立てていると思いますが、まさか、戦闘が終了するまでに弾薬が無くなるといった事態は起きないのでしょうか
軍、兵器という言葉を口すると何か変な空気が漂いますが、国とは何かを考える上でこの軍事はかかせないもんだと最近改めて思います(`ε´)
最近は中国が国産空母を建設し始めたというニュースもありましたので、何がこの先起きるのか興味しんしんです

これからは個人的にですが、詳しく調べていきたいと思います

FUNでもこんな話が出来るのは寺尾さんと小島さんぐらいでしょうが、皆さんも興味があれば調べてみてはいかがでしょう?
男の子は意外と潜在的興味を持っているかもしれませんよ

女の子は・・・・・わかりませんが

以上軍事に関したエッセイでした。
では次回更新までごきげんよう
