皆さん、どうも~( `ー´)ノ
西南3年のKen-zです
最近はSelf-neoも盛り上がってきまして、部員同士の交流も盛んですね
それにしても最近は風街を利用される方が多いみたいで、Maimaiも大人気です
なんと!!今回から新しいコーナーが始まります。
それは「私の名著・この一冊」
ん??何かどこかで聞いたことが??
そうなんです、mpヘッドラインでも「わたしを変えた一冊」(←リンクあり) ということで、書評されていますね

夏ももうすぐ終わり、秋が近づいてきました・・・
秋と言えば?そうです、読書の秋です!!
「FUNに入ってよく本を読むようになった!」
とはいつも聞く声です。しかし一方で、
・どんな本を読めば良いのか分からない。
・みんなはあの本を読んだ時、どんなことを感じたのか?
・オススメの本ってあるの?
などなど、特に新入部員の方からはこのような疑問や質問を聞きます。
今FUN歴が長い部員でも、最初から本に馴染みがあったという方はほとんどいません。
(ですよね、U村さん?笑)
夏休みも残り少なくなってきましたが、本を読んで自分の素養を高めていきましょ~ヽ(`▽´)/
ぜひぜひ、コメント欄には読んだことのある皆さんの感想を載せて下さい☆
(普通のコメントも大歓迎ですよ~♪)
【本日の本】
皆さんお馴染みの「後世への最大遺物」(内村鑑三・岩波文庫)です。
これは明治時代のキリスト教徒として有名な内村鑑三が遺した著作です。
明治27年(1904年)に箱根山上、芦ノ湖で、氏が行った講演を元にして書かれた著作だそうです。
講演会ということ文章も短く、たったの60ページ程!
しかし100年前に書かれた文章でも、これだけ魅力的で、大学生の私たちに勇気を与えてくれます。
実は大月さんの名著講座でも一番初めに紹介された本がこちらの本でした。
そういえば去年の冬の合宿(M戸さんリーダー)でも課題文献でしたね。
僕は大学1年生の時この本と出会いました。
FUNの中で良く紹介される本なので、当時名前はもちろん知っていました。
読むキッカケを与えて下さったのは当時4年生の先輩だったT地先輩です。
「けんちゃんけんちゃん、この本、売ってたから買っておいたよ!良い本だからぜひ読んでみて!」
僕のためにわざわざ本をくれるなんて!っと先輩の優しさに触れ、帰ってすぐ読んだ経験があります。
なぜこの本を先輩は紹介して下さったのか、名著とはどういう本のことを言うのか、この時ある程度実感した気がします。
私を変えた一冊ということで、去年は5分プレゼンでも紹介させて頂きました。
(そのプレゼンを聞いたMサトちゃんが、読んで感想をくれました。あの時は本当に嬉しかったっす^^)
【ここが私の感動Point!!(書評)】
「それならば最大遺物とはなんであるか。私が考えてみますに人間が後世に遺すことのできる、ソウしてこれは誰にも遺すことのできるところの遺物で、利益ばかりあって害のない遺物がある。それは何であるかならば『勇ましい高尚なる生涯』であると思います。これが本当の遺物 ではないかと思う。他の遺物は誰にも遺すことのできる遺物ではないと思います。しかして高尚なる勇ましい生涯とは何であるかというと、私がここで申すまで もなく、諸君もわれわれも前から承知している生涯であります。すなわちこの世の中はこれはけっして悪魔が支配する世の中にあらずして、神が支配する世の中 であるということを信ずることである。失望の世の中にあらずして、希望の世の中であることを信ずることである。この世の中は悲嘆の世の中でなくして、歓喜 の世の中であるという考えをわれわれの生涯に実行して、その生涯を世の中への贈物としてこの世を去るということであります。その遺物は誰にも遺すことのできる遺物ではないかと思う。」(54ページ)
いきなりですが、人間は何のために生きているのでしょうか?
そして「何か生きた証を残して死にたい」そう感じたことはありませんか?
上記のくだりを読んだ時、僕はハッとさせられました。
内村鑑三は人間の遺せるものとして「金」「事業」「思想」など、思いつくものを挙げます。
しかし上記した以上の価値あるもので、誰にでも遺せるものは何なのか。そう考えた時、内村鑑三は『勇ましい高尚なる生涯』だと答えます。
今まで自分は何か「モノ」を遺すことに執着しすぎていたんじゃないのか。
いかに生きれば良いのか、という問いを持ってはいたものの、その奥には「お金持ちになりたい」「何か有名になりたい」などの、自分主体のものの見方をしていたのではないか。
この本は僕にそんな気づきを与えてくれました。
日常生活の中で、やる気が起きない時、失敗して辛い目にあっても、この本からいつも勇気をもらいます。
逆境だからこそ頑張るんだ!!そんな前向きで誠実な気持ちを起こさせてくれます。
僕にとっても大切な一冊ですが、FUNの先輩方も、この本を読んで、人生とは何か考え、きっとFUNの活動にも意義を見出し、全力を尽くされてきたのだと思います。
尊敬する先輩の姿を見て、「あんな先輩になりたい」と後輩の部員が思うのは、FUNの伝統ではありますが、なぜそのように感じるのか。
きっとこのような生き方を貫きたいと感じた先輩が、FUNには多いからだと思います。
「姿で魅せる」の原点は、きっとこの本から感じ取れるでしょう。
毎年紹介されるからこそ、いつも振り返って読んでもらいたいです。
また、この本にはカーライルという人の話が出てきます。
「革命史」という(何十年もの月日をかけて)大作を書き上げたカーライルですが、
非運にも、一瞬にしてそれを失ってしまいます。(原因は友達に貸した&ストーブの薪代わりになったという・・・)
短気だったカーライルは憤って、非常に腹を立てたそうですが・・・
果たしてどうなるのか??
ここのくだりはぜひ皆さんの目でお確かめになって下さい。(知っている方も多いですが笑)
カーライルが自分自身を鼓舞する様子が目に浮かぶことでしょう。
長年愛されてきたこの本ですが、手元にない方はぜひぜひお買い求め下さい!
【おまけ】
実はこの本、ネット上で読むことが可能なんです!!ヾ(@°▽°@)ノ
青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000034/card519.html
文明の力ですね~

ITの力をまざまざと見せつけられます!(*゜▽゜ノノ゛☆
ちなみに先々週くらいだったっけな?
大橋文庫に行った時は100円で売ってました!
が、ちょっと線とかが書かれていたので、ぜひ持ってない方は新書でご購入下さい(・ω・)ノ
ではでは、私の名著・この一冊はKen-zがお送り致しました~(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)
西南3年のKen-zです

最近はSelf-neoも盛り上がってきまして、部員同士の交流も盛んですね

それにしても最近は風街を利用される方が多いみたいで、Maimaiも大人気です

なんと!!今回から新しいコーナーが始まります。
それは「私の名著・この一冊」
ん??何かどこかで聞いたことが??
そうなんです、mpヘッドラインでも「わたしを変えた一冊」(←リンクあり) ということで、書評されていますね


夏ももうすぐ終わり、秋が近づいてきました・・・
秋と言えば?そうです、読書の秋です!!
「FUNに入ってよく本を読むようになった!」
とはいつも聞く声です。しかし一方で、
・どんな本を読めば良いのか分からない。
・みんなはあの本を読んだ時、どんなことを感じたのか?
・オススメの本ってあるの?
などなど、特に新入部員の方からはこのような疑問や質問を聞きます。
今FUN歴が長い部員でも、最初から本に馴染みがあったという方はほとんどいません。
(ですよね、U村さん?笑)
夏休みも残り少なくなってきましたが、本を読んで自分の素養を高めていきましょ~ヽ(`▽´)/
ぜひぜひ、コメント欄には読んだことのある皆さんの感想を載せて下さい☆
(普通のコメントも大歓迎ですよ~♪)
【本日の本】
皆さんお馴染みの「後世への最大遺物」(内村鑑三・岩波文庫)です。
これは明治時代のキリスト教徒として有名な内村鑑三が遺した著作です。
明治27年(1904年)に箱根山上、芦ノ湖で、氏が行った講演を元にして書かれた著作だそうです。
講演会ということ文章も短く、たったの60ページ程!
しかし100年前に書かれた文章でも、これだけ魅力的で、大学生の私たちに勇気を与えてくれます。
実は大月さんの名著講座でも一番初めに紹介された本がこちらの本でした。
そういえば去年の冬の合宿(M戸さんリーダー)でも課題文献でしたね。
僕は大学1年生の時この本と出会いました。
FUNの中で良く紹介される本なので、当時名前はもちろん知っていました。
読むキッカケを与えて下さったのは当時4年生の先輩だったT地先輩です。
「けんちゃんけんちゃん、この本、売ってたから買っておいたよ!良い本だからぜひ読んでみて!」
僕のためにわざわざ本をくれるなんて!っと先輩の優しさに触れ、帰ってすぐ読んだ経験があります。
なぜこの本を先輩は紹介して下さったのか、名著とはどういう本のことを言うのか、この時ある程度実感した気がします。
私を変えた一冊ということで、去年は5分プレゼンでも紹介させて頂きました。
(そのプレゼンを聞いたMサトちゃんが、読んで感想をくれました。あの時は本当に嬉しかったっす^^)
【ここが私の感動Point!!(書評)】
「それならば最大遺物とはなんであるか。私が考えてみますに人間が後世に遺すことのできる、ソウしてこれは誰にも遺すことのできるところの遺物で、利益ばかりあって害のない遺物がある。それは何であるかならば『勇ましい高尚なる生涯』であると思います。これが本当の遺物 ではないかと思う。他の遺物は誰にも遺すことのできる遺物ではないと思います。しかして高尚なる勇ましい生涯とは何であるかというと、私がここで申すまで もなく、諸君もわれわれも前から承知している生涯であります。すなわちこの世の中はこれはけっして悪魔が支配する世の中にあらずして、神が支配する世の中 であるということを信ずることである。失望の世の中にあらずして、希望の世の中であることを信ずることである。この世の中は悲嘆の世の中でなくして、歓喜 の世の中であるという考えをわれわれの生涯に実行して、その生涯を世の中への贈物としてこの世を去るということであります。その遺物は誰にも遺すことのできる遺物ではないかと思う。」(54ページ)
いきなりですが、人間は何のために生きているのでしょうか?
そして「何か生きた証を残して死にたい」そう感じたことはありませんか?
上記のくだりを読んだ時、僕はハッとさせられました。
内村鑑三は人間の遺せるものとして「金」「事業」「思想」など、思いつくものを挙げます。
しかし上記した以上の価値あるもので、誰にでも遺せるものは何なのか。そう考えた時、内村鑑三は『勇ましい高尚なる生涯』だと答えます。
今まで自分は何か「モノ」を遺すことに執着しすぎていたんじゃないのか。
いかに生きれば良いのか、という問いを持ってはいたものの、その奥には「お金持ちになりたい」「何か有名になりたい」などの、自分主体のものの見方をしていたのではないか。
この本は僕にそんな気づきを与えてくれました。
日常生活の中で、やる気が起きない時、失敗して辛い目にあっても、この本からいつも勇気をもらいます。
逆境だからこそ頑張るんだ!!そんな前向きで誠実な気持ちを起こさせてくれます。
僕にとっても大切な一冊ですが、FUNの先輩方も、この本を読んで、人生とは何か考え、きっとFUNの活動にも意義を見出し、全力を尽くされてきたのだと思います。
尊敬する先輩の姿を見て、「あんな先輩になりたい」と後輩の部員が思うのは、FUNの伝統ではありますが、なぜそのように感じるのか。
きっとこのような生き方を貫きたいと感じた先輩が、FUNには多いからだと思います。
「姿で魅せる」の原点は、きっとこの本から感じ取れるでしょう。
毎年紹介されるからこそ、いつも振り返って読んでもらいたいです。
また、この本にはカーライルという人の話が出てきます。
「革命史」という(何十年もの月日をかけて)大作を書き上げたカーライルですが、
非運にも、一瞬にしてそれを失ってしまいます。(原因は友達に貸した&ストーブの薪代わりになったという・・・)
短気だったカーライルは憤って、非常に腹を立てたそうですが・・・
果たしてどうなるのか??
ここのくだりはぜひ皆さんの目でお確かめになって下さい。(知っている方も多いですが笑)
カーライルが自分自身を鼓舞する様子が目に浮かぶことでしょう。
長年愛されてきたこの本ですが、手元にない方はぜひぜひお買い求め下さい!
【おまけ】
実はこの本、ネット上で読むことが可能なんです!!ヾ(@°▽°@)ノ
青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000034/card519.html
文明の力ですね~


ITの力をまざまざと見せつけられます!(*゜▽゜ノノ゛☆
ちなみに先々週くらいだったっけな?
大橋文庫に行った時は100円で売ってました!
が、ちょっと線とかが書かれていたので、ぜひ持ってない方は新書でご購入下さい(・ω・)ノ
ではでは、私の名著・この一冊はKen-zがお送り致しました~(..)(^^)(^。^)(*^o^)(^O^)